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2026.02.01

ヤドリギとクマ棚

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スタッフ名:高梨

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みなさん、こんにちは。
今日は、冬だからこそ楽しめる自然観察、「ヤドリギ」と「クマ棚」について紹介します。

ともに「鳥の巣?」なんて間違えられたりしますが、違うのです。

まずはヤドリギから。
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ヤドリギ1個体はだいたい直径60㎝以内くらい。
近づいて、あるいは双眼鏡で見ると、緑色をしているのがわかり、れっきとした顕花植物、花が咲き実をみのらせ種子で増える植物です。ただし寄生植物です。おそろしいことに、宿られた木は水分や養分を吸収されるのです。
グリーンシーズンだと宿られた木(この場合はシロヤナギの木)が葉を広げてヤドリギに光が当たらないので、シロヤナギが裸の木となる冬に活動し、実をみのらせるのです。

真冬に黄色やオレンジ色の実をみのらせます。
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この実、鳥たちには魅力的らしく、キレンジャク・ヒレンジャクなどの野鳥は、もっぱら冬の主食となります。そして食べられたネバネバの実は、鳥の消化管を通りフンとなってよその木の枝につきます。そしてヤドリギの新世代がまた誕生するのです。実を食べさせる代わりに自らの子孫散布のため鳥を利用しているわけです。 すごい生きる力ですね。

さて次は「クマ棚」
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こちらは生き物ではありません。
生き物の生活痕です。主役はもちろんツキノワグマ。
大きさは、だいたい1ⅿを超えます。

このクマ棚は、裏磐梯に多い「ミズキ」にできたものですが、ミズキは、9月に黒い小さな実をたくさん実らせ、動物たちのよい食料となります。
そしてツキノワグマが木登りをして枝が広がるところに腰を据え、枝を手で手繰り寄せて実を食べているうちに枝が折れ、食べ終わった枝はそのまま置き去りとなり、クマ棚となるのです。
実がみのる9月に造られるのですが、その頃は紅葉前のグリーンシーズンのため、クマ棚は森の中でまったく目立ちません。一面銀世界の冬、スノーシューやクロカンスキーで森の中をめぐって見つかることが多いのです。

同時に、木の幹には、鋭いクマの爪痕をたくさん見ることになるでしょう。
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クマ棚は、2,3年の内に折れた枝も落ちて、分かりにくくなりますが、木の枝ぶりを見ていると「なんかあそこだけ枝が少ないな?」なんて気づくこともあると思います。またクマの爪痕はずっと残るのでクマ棚が出来ていたんだと分かります。クマ棚は、クマの好物の実をみのらせる木にできます。裏磐梯では、ミズキとミズナラによく見られます。

次の写真の木も、以前クマ棚が出来ていたミズキです。
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このように裏磐梯の冬は、楽しく自然観察ができるフィールドです。
また、クマは冬期間は冬眠中ですので、クマの心配は不要ですし、だいいち、クマは本来、そんなに狂暴な動物ではありません。クマの活動期でも人間の方がクマの生活を尊重する配慮があれば大丈夫なのです。

私と一緒に裏磐梯の森を歩いてみませんか。3月いっぱいがスノーシューシーズンです。

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