ブログ

2020.12.09

今、最も活動的な「ふたご座流星群」! 流れ星はほうき星?!

6,552 view

スタッフ名:高梨

画像1
 12月13~14日夜は、一年で最も流れ星が多く見られる日です。年間三大流星群の一つ、ふたご座流星群が極大を迎える日だからです。
 しかも流れ星観察の邪魔になる月明かりが全くない好条件に恵まれます。良い天気のもと根気強く観察すると、宵~深夜から明け方にかけて1時間当たり40~60個は見られそうです。
 
 流星群とは、ほうき星(彗星)の軌道上を、ほうき星といっしょに回っている流星物質(もともと彗星の一部だった砂粒に似た微小な物質)が、ほうき星の軌道を地球が横切る時に、地球大気に飛び込み、大気と擦れ合って発光する現象です。
 
画像1
 今年7月、久しぶりに肉眼で見える彗星に成長したネオワイズ彗星(標準レンズで撮影)

このような彗星が流星群のもとになります。

 次は、1986年の有名なハレー彗星です。ハレー彗星は、5月のみずがめ座η流星群と10月のオリオン座流星群の母彗星になっています。(400㎜望遠レンズで拡大撮影)
画像1
 ふたご座流星群の場合、大気と擦れ合う相対速度が遅い(秒速35㎞位)ので、「線香花火の玉にしっぽがついて移動する」ような、ちょっと変わった、おもしろい流れ星になるかもしれません。
(夏のペルセウス座流星群は、秒速60㎞位と速いので、「光の矢」のような流星になります)
 
 観察の際には、街灯などの光のない場所に、十分に暖かい服装で、キャンプ用の安楽イスなどを用いて楽な姿勢で空を見上げます。コールマン製のレイチェア(3段階リクライニング ハイバック)など、とてもリラックスでき、お薦めです。

 
画像1
画像2
写真右の椅子が、おすすめのコールマンのチェアです。

 ふたご座流星群は、ふたご座付近から四方八方に流れ星が出現しますが、どこに出現するかはわかりませんので、ふたご座を視野の中心に置きつつ、気持ちは視野全体を広く見守る感じです。


 流れ星がたくさん写っている写真は、2001年しし座大流星雨の時の写真で、彗星がまき散らす流星群とは、このような感じに流れ星が星座の一角から放射状に出てきます。
 
画像1
画像2
 オリオン~おうし~ふたご座など、冬の星座の中心部です。

    黄色の×印が、ふたご座付近の、ふたご座流星群の輻射点で、母天体の軌道が伸びる方向 
   です。この辺りから流れ星が、四方八方に出てきます。

    水色の点は、オリオン座付近
    ピンク色の点は、おうし座の「すばる」

 次の写真は、冬の星座のほぼ全景、おおいぬ座のシリウス(左)からカシオペア座(右)まで写っています。
画像1
 さあ、空の暗い裏磐梯に来て、宇宙の神秘を楽しみましょう!

 ※ 13日の夜(正確には14日午前10時)が極大日ですが、12月8日~16日も、ふたご座流星群 
  の出現は見られます。前後の12日夜、14日夜もかなり楽しめると思います。
 
 ※ また、ふたご座流星群以外の年間三大流星群には、1月3~4日の四分儀座(りゅう座ι)流星
  群、8月13~14日のペルセウス座流星群があります。1月3~4日もまもなくですので、ぜひ心に  
  とめておきましょう。

 ※ ふたご座流星群のもと(母天体)は、なんと彗星でなくファエトンという小惑星です。これ
  は、もともと彗星だったファエトンが、何度も太陽に近づき回っている間に揮発物質がほとん
  ど蒸発し、岩石の固まりの小惑星と同じ状態になったためと考えられています。
 

スタッフ

Staff blog

Archive

2026年(121)
2025年(241)
2024年(216)
2023年(362)
2022年(355)
2021年(365)
2020年(355)
2019年(364)
2018年(369)
2017年(186)
PAGE TOP