青沼は濃縹色! ~ 五色沼を日本の伝統色名で(続)
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スタッフ名:高梨
前回のブログ(9月28日)に続いて、五色沼湖沼群の西半分の4つの沼の色を日本の伝統色で表現します。
では五色沼湖沼群ほぼ中央の弁天沼から、西入口に向かって見られる順に紹介します。
1、弁天沼(べんてんぬま) ~ 新橋色
毘沙門沼に次いで大きな明るく優美な沼です。サンゴ礁の海のような鮮やかな青緑系の人気の高い沼です。伝統色では、やはり『新橋色』(わずかに緑がかった明るい青色で、明治時代、新橋芸者衆が好んで身に付けた色)が近いです。また『ターコイズ・ブルー』(トルコ石ブルー)もかなり近いです。
- 2、るり沼 ~ 濃縹(こきはなだ)
8つの沼の中では、噴火口の中の水源に一番近く、青緑系統の色の原因の珪酸アルミニウム成分の浮遊物が多く、深くきれいな色をしています。伝統色では沼の名のような『瑠璃色』ではなく、『濃縹(こきはなだ)』または『シアンブルー』(水色に近い青緑色)が近く、水の透明度も高く魅力的な沼です。
3、青沼 ~ 紺碧色(こんぺきいろ)
るり沼の水がすぐに流れ込む沼ですが、水中のプランクトン、水底の水草の違いから、違った色に見えます。とにかく明るい青みが強い沼で、伝統色では『紺碧(こんぺき)』(真夏の青空のような深く濃い青色)に感じました。今年の夏~秋は水量も豊富になり、特にきれいに見えることが多いです。
4、柳沼(やなぎぬま)~ 千草鼠(ちぐさねず)
- 8つの沼の中で唯一、中性の沼(他は酸性~弱酸性)で、魚類、ザリガニ類などが多く住んでいます。青緑系統の五色沼らしい色でなく、至ってふつうの色の印象を持ちますが、沼の周りの森にウルシやナナカマドが多いため、周りがカラフルな沼です。伝統色名では『千草鼠(ちぐさねず)』(灰緑よりやや暗い、ねずみ色がかった草色)という印象でした。
沼の色とは、水そのものの色だけでなく、水面に映る空や地上の景色の色、水中の水草やプランクトンのもたらす色など、多くの要素で決まることが分かりますね。
以上は、カメラの液晶モニターに映った水の色と実物の水の色が同じになるようにカメラのホワイトバランス(色温度)を調整して撮影し、映った液晶モニターの水の色と同じカラーチャート(DIC「日本の伝統色」全300色)を探し出して色名を定めました。
ここで掲載した写真は、これまで約10年間に私が撮影したもののなかから代表的と言える写真と、併せて参考までに半月前の9月26日午前10~12時に撮影したものを、各沼2枚ずつ掲載しました。(代表的写真、次に最近の写真の順に)
伝統色名は代表的写真の方で表現しました。
各沼は、時々刻々と、あるいは季節により、色を微妙に変えます。ですので、「○○沼は△△色」といつも決まっている訳ではありません。そこがまた楽しみにもなりますので、一つの目安にしていただければと思います。
最後に、8つの沼の位置関係を、探勝路の看板の地図でご覧いただきます。(左斜め上が北の方向になります。)参考にして下さい。
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