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2017.08.21

だいせん登山道の最新情報~秋の気配~

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スタッフ名:久保 昌之

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8月17日(木)現在のだいせん夏山登山道の最新情報をお知らせします。
 
午前6時の大山寺の天候 くもり 気温19℃ 無風
午前11時の山頂の天候 ガス時々雨 気温17℃ 微風
 
梅雨明け宣言が出て以来、きれいにすっきりと晴れることの無い天候が
続き、日照不足が心配される最近の大山です。
ここ鏡ヶ成でも宿泊のお客さま対象に「星空観察会」を毎晩実施していますが
今夏はまともに晴れた日が皆無です。
 
この天候が続くと、心配されるのは今年の紅葉状況です。
紅葉がきれいになる条件の主なものは、まず梅雨時期の雨量、そして
夏の日射量、9月に入ってからの朝晩の寒暖の差などがありますが、
今のところでは夏の日射量が圧倒的に不足しています。
これからの天候に期待したいと思います。
 
登山道の状態ですが、危険ヶ所はほとんどありません。
天候がこのような状況ですから、炎天下の下を歩くことにさほどありません。
登るには比較的に楽な条件ですが、山頂での展望があまり望めません。
ただ非常に蒸し暑い時がありますので、飲料水は必ず予備もお持ちください。
今の時期は最低でも500ペットで2本、できれば3本はあったほうがいいと思います。
もちろん下りでもコマめに水分摂取をしないと足が痙攣することがありますのでご注意ください。
最悪の場合は山頂の売店で販売をしていますので、できれば小銭をお持ちいただけば安心です。
 
また天候によっては山頂で昼間でも15℃程度に下る日もあり、そこで
風に吹かれると体感温度が一ケタ台になる時がありますので、防寒の
意味も含めて上下セパレートの雨具は必ずお持ちください。
特に歩き始めは汗が出ますので薄着でスタートが基本です。
山の雑誌などのモデルが着ているようなスタイルで歩き始め、さらに
足元にはスパッツを履いて汗をだらだら流しながら歩いている方を
よく見かけます。服装にはご注意を。
 
山頂付近のお花ですが、ピークは過ぎたものの、まだまだ色んな花が咲いています。
主な花については画像をご覧ください。
「ヤマジノホトトギス」、「オオカニコウモリ」、「クサボタン」、
「キュウシュウコゴメグサ」、「ダイセンオトギリ」など咲いています。
またこれからの時期は花が終わった後の実を捜しながら歩くのも楽しいと思います。
代表的なものとして「ダイセンキャラボク」の赤い実がそろそろ目立ち始めました。
 
また今の時期で必ず見かけるのが、子供連れで夏休みの宿題の題材を
探しながら登るお父さんとお母さんの姿。
しかも題材のタイトルは「大山で見かけた花の押し花」・・・。
登山道のおよそ2合目付近から上は国立公園の特別保護地区、植物の採取は厳禁です。
 お気持ちはわかりますが、ご注意ください。
 
ダイセンオトギリ
登山道8合目上にて
ダイセンキャラボク(実)
山頂台地木道付近にて

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