カラスガセン登山道の最新情報~烏ヶ山と赤とんぼ~
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スタッフ名:久保昌之
8月11日(日)現在の烏ヶ山登山道の情報をお知らせ
西日本のマッターホルンといわれる
烏ヶ山(標高1448m)の情報です。
鏡ヶ成付近から南峰を見上げると
まさにマッターホルンのイメージにそっくりで、
最近はサントリーさんの
宇○田ヒカルのCMで「水の山」
として知られています。
登山口は、標高940mの
新小屋峠からが無難だと思います。
今の時期の注意点は
暑さ対策が一番重要な点です。
詳しくは前回(8月8日の大山登山)
をみて頂ければ概略はわかると思います。
2019/8/17 だいせん登山道の最新情報 ~真夏の登山~
次に注意する点としては服装ですが、
登山道にチシマザサが覆いかぶさって
いる箇所がたくさんありますので、
長ズボンがお勧めです。
敢えて登山道の草刈をしないで、
本来の登山道の雰囲気を感じることが
出来る数少ない山です。
今の時期は鏡ヶ成周辺から烏ヶ山山頂まで、
また大山山頂付近でも
たくさんのトンボを見ることが出来ます。
これは「アキアカネ」という赤とんぼですが、
これからが最盛期です。
春に平地の日野川周辺で卵からふ化し、
幼虫(ヤゴ)になりますが、
梅雨の終わりごろに羽化して
すぐに山間地の涼しい場所に移動してきます。
暑さに弱いので、
涼しい高所に長距離を移動してくるわけです。
秋になって平地が涼しくなると
再び平地に移動してきて産卵をします。
従って今は体色はオレンジ色ですが、
平地に移動してくる前ごろから赤色になって
赤とんぼという名前にふさわしい色になります。
今月中は鏡ヶ成周辺でたくさん見られます。
ちなみに、平地の日野川周辺でみられる赤とんぼで
「ナツアカネ」というトンボが飛んでいますが、
夏でも平地から移動することはありません。
その区別については、
細かい部分での違いはありますが、
飛んでいる状態では非常にわかりにくく、
止まり方が、他のトンボが
羽を水平のままか垂直に閉じるのに対して、
アキアカネは、羽を体の下に徐々に下げて休むことが
特徴のひとつです。
登山というのは楽しいスポーツですが、
同時に危険も伴います。
安全に登れるようにお気をつけください。
ホツツジ
日当たりの良い山地、岩場に生える。よく分枝し、高さは1~2mになる。夏に花の穂が無数に立つ。
クロモジ
山地に生え、高さは2~6mになる。やや暗い林内にも生えるが、林縁など明るいところの方が枝が茂り株は大きくなる。
リョウブ
昔、飢饉に備え、若葉を食料にするため、令にて植えさせたための名。別名の畑積りも同じ意味。旗積りは、花の咲く様子からつけた名。
オオカメノキ
果実は、夏に赤く色付き上向きにつく。柄まで赤く色づくので、とてもよく目立つ。やがて黒く熟すと、色々な鳥たちが食べにやってくる。葉は美しく紅葉する。
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鳥取県在住 写真家の方のサイトより