三国町の歴史案内 ~第六弾「旧森田銀行本店」
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スタッフ名:杉森
~時代を先読み~
早いもので第六弾となりました三国町の歴史案内は「旧森田銀行本店」をご紹介したいと思います。
北前船による廻船業を生業としていた豪商たちの中のひとつ森田家が、廻船業の衰退を察知し、1894年に「森田銀行」を創業し業務転換を図りました。森田銀行は確かな信用のもと、県内上位の優良な銀行に成長し、1920年にこの写真の建物が新しい本店として落成しました。
外観は西欧の古典主義的なデザイン、内部は豪華な漆喰模様があり、細部のデザインや技術へのこだわりは建築思想の高さの表れです。福井県内に現存する鉄筋コンクリート造の最古のものす。
「森田銀行」はその後、福井銀行と合併し、近年まで福井銀行三国支店として営業されていました。1994年三国町(現坂井市)の財産となり、日本遺産にも認定を受けている三国町の歴史遺産です。
三国町の文化と森田三郎右衛門
~大正モダンな営業室~
映画のセットの様な佇まいの営業室、現在でいうお客様窓口です。お客様カウンター(写真中右手)は欅の一枚板で、約7メートルもあります。ここにも豪華さを感じます。
吹き抜け部分の天井には、直径約2メートルのこて絵(漆喰彫刻)が施されています。漆喰は不燃素材の為、銀行という性質上使用されたのかもしれません。ですが、彫刻は見事です。
~レトロな重役室・会議室~
こちらは重役室として使用していた部屋だそうです。やはり、暖炉は富の象徴ですかね。
2階の会議室は、当時から使用していたテーブルと椅子を展示しています。
~ギャップが凄い町並み~
外観が西欧の古典主義的建物周りは、昔ながらの建物が並んでいます。材木商を営んだ岸名惣助が代々住んでいた町家(現在は観光案内所)や、花街を思わせる建物等があり「旧森田銀行本店」とのギャップが感じれます。それに、通りを歩くと三味線演奏の無料観賞ができる「竹よし」から三味線の音色が聞こえてきて、より一層のギャップを楽しめます。
今回の「旧森田銀行本店」はいかがだったでしょうか。自分がやっている仕事の方向転換は中々できる事ではありません。森田三郎右衛門は、見事な程の先見の目で金融業務への転換に成功し財を成し、この様なモダンでお洒落な建築物を完成させました。建物中は無料で入れますので是非、三国の町並み散策の際にはお寄り下さい。実際見ると感動を覚えますよ!
「旧森田銀行本店」 福井県坂井市三国町南本町3丁目 休暇村越前三国より車で約20分
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