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2023.07.26

巨大位牌で歴代藩主を祀る寺 -大安禅寺の千畳敷-

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スタッフ名:杉森

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こんにちは!
この夏、キャンプ場の業務に就くことになりました。うだるような暑さの中で、設置型のテント、キャビンの清掃作業を行っているととんでもない量の汗が滴り落ちてきます。しかし、清掃作業が終わったテントやキャビンから出てくると、気持ちのいい海風が清掃作業のご褒美のように吹き、一時の涼を与えてくれます。インドア派の私ですが、ちょっとアウトドアもいいかなと思う今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
スタッフの杉森です。
 
今回ご紹介するのは、「大安禅寺」と深い関係のある「千畳敷」をご紹介したいと思います。「大安禅寺」は九頭竜川と日野川の合流地点の左岸谷筋にあり、福井藩、福井藩主にとても関係のあるお寺です。まず「大安禅寺」の歴史と現在です。
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竜王山 田谷寺…「大安禅寺」は、もとこの地にあった竜王山田谷寺の跡地に建立されました。田谷寺は、伝承によれば、奈良時代に「越の大徳」と言われ、山岳修行僧だった泰澄によって創建されたそうで、往時は坊舎が48坊もあり、門前に市までなしていたが、1574年に織田信長の越前侵攻に伴い、全山が焼失してしまいました。
「大安禅寺」…それから80数年の空白の後、1658年第4代松平光通が、時の名僧大愚宗築禅師に深く帰依され両親、及び祖先の恩を忘れないために、福井藩主松平家の永代菩提所として建立されたのが大安禅寺です。山号は萬松山、宗派は臨済宗妙心寺派の禅寺です。
-現在の「大安禅寺」は-
江戸初期から中期にかけて造営された伽藍は良好に保存され、福井藩大工の高い力量と優秀さを示されており、福井市内で唯一の国指定重要文化財です。それを後世に残す為、現在「令和の大修理」を行っています。
-巨大位牌 福井歴代藩主の廟所-
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境内より300mほど登った山中には、福井歴代藩主の廟所、通称「千畳敷」があります。その墓石の高さは約3.7mあり、大名墓としては日本一といわれ、正面奥に初代藩主である結城秀康公、両側に歴代藩主や室の墓塔が整然と配置されています。
「千畳敷」に敷き詰められている石は1360枚にのぼり、墓塔、敷石、廟所を囲む柵、門扉にいたるまで、福井産の名石・笏谷石が用いられた見応えのある廟所です。
-何故、徳川の廟所に豊臣の紋が?-
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初代福井藩主・結城秀康は徳川家康の次男でしたが、家康からは冷遇されており、家康と豊臣秀吉が和解するときの条件として、結城秀康が豊臣秀吉のもとへ養子(人質)として差し出されます。しかし、結城秀康は豊臣秀吉から実子同然の扱いを受け、大変可愛がられたそうです。つまり、結城秀康があったのも、豊臣秀吉のおかげということになります。
故に大愚宗築禅師は大安禅寺入寺の条件としての言葉に、「過去や家柄の因縁に囚われることなく供養していくこと」。その言葉から祖先と両親へのご恩を忘れないためにと、藩祖秀康公の育ての親である豊臣家の家紋も奉るようになったそうで、これは全国でも大変稀なことだそうです。
 
今回のご紹介は以上になります。修理中の為、外観は今一つ分かりませんでしたが、修理が終わった時にもう一度訪れたいと思います。そして「千畳敷」は山の中腹にありとても涼しく、また歴史の意味を知るととても感慨深い場所に感じられました。是非、休暇村越前三国にお泊りの際には寄ってみてはいかがでしょうか。座禅体験や精進料理もあるそうです。(要予約)

「大安禅寺」 福井県福井市田ノ谷町21-4 休暇村越前三国より車で約30分
      拝観時間 9:00~17:00(受付は16:30まで)         

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