庄内に新たな日本遺産が!!
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スタッフ名:斎藤 賢人
庄内は山だけじゃない!!
これまで、庄内羽黒が位置する鶴岡市には2つの日本遺産が認定されています。ひとつは、「自然と信仰が息づく『生まれかわりの旅』~樹齢300年を超える杉並木につつまれた2,446段の石段から始まる出羽三山~」、そして、「サムライゆかりのシルク 日本近代化の原風景に出会うまち鶴岡へ」の2件です。そして今回、酒田市を代表自治体とする全国15道府県の38市町で認定していた「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」に、鶴岡市が追加認定されました!
北前船が寄港する港にはこんな特徴が!
北前船が寄港する港には立地から見るとこんな特徴があるようです。
一つは、山を借景として大きな川の河口に位置する「山を仰ぐ」港です。日本海から仰ぐ名山は、古くから航海の目印となり、その近くに港を築いています。これらの港は江戸時代には、上方への年貢米の積出港となり、領内の穀倉地帯を流れる大河の河口に米倉、番所などが整備されたそうです。もう一つは、山と海の間のわずかな平坦地に位置する「山に抱かれる」港です。一度の航海で巨万の富が得られる北前船が頻繁に行き交うようになると、風待ち港も含め多くの寄港地が整備されました。砂丘の多い日本海沿岸では、山と海に挟まれたわずかな平坦地を利用し、コンパクトな港や集落を築いています。古い建物や荷揚場、船止めの杭など、北前船によりもたらされた、文化遺産が集約された町並を歩いて回ることができます。
山と海、これらの環境が生んだ庄内の歴史的魅力も是非お楽しみ頂いてはいかがでしょうか?