グルメ

2021.10.31

どちらも譲れない「いも煮論争」勃発!!

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スタッフ名:たかはしᐠ( ᐛ )ᐟ

芋煮戦争!あなたは、どっち派!?

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秋深まるこの季節に山形が愛して止まない郷土料理といえば・・・

そう!「芋煮」ですね♪*+

一言で「芋煮」といっても、そこには古くから伝わるルーツと、毎年勃発するプライドをかけた論争が繰り広げられるのでした・・・・・
芋煮の歴史
「芋煮」の発祥は古く、1600年代半ば。
当時、最上川舟運の終点だったといわれる中山町長崎付近は、上方から酒田経由で運ばれてきた荷物の引取がおこなわれる場所でした。
しかし、当時は舟が到着したことを知らせる通信手段がなかったため、舟の船頭たちは荷受人が現れるまで何日も待たされることがあり、退屈をしのぐために河原で鍋を囲んで宴を開いていたとされ、船着場の近くに里芋の名産地・小塩集落があったため、手に入れた里芋と積み荷の棒ダラなどを鍋で煮て食べていたそうです。それが現在の「芋煮」のルーツ。
牛肉を使うようになったのは、昭和の始めころで、現在では、地域によって味付けや具材の種類が異なり、東北を中心に各地で様々な「芋煮」が食されています。
 
「芋煮」の楽しみ方
「芋煮」は里芋の収穫期の秋から冬によく食べられている郷土料理の一つ。
「芋煮会」といって河原に鍋や材料を持込み、家族や友人などと一緒につくったり、運動会や地域行事の後などに野外で作ったりするほか、各家庭でも作り食べられています。
山形県の「芋煮会」は新年会や忘年会と並ぶ年間行事の一つであり、「芋煮」は県民の団らんに欠かせない郷土料理となりました。

この時期になるとスーパーマーケットやコンビニエンスストアでも「芋煮」に使う食材が販売されており、芋煮会用の鍋や薪やゴザがセットになったレンタルも当たり前の光景です。
 
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終わりなき戦い「芋煮戦争」
山形県は、月山を隔てた内陸と海沿いの庄内では文化が大きく異なります。
ほとんど異文化です!方言も食文化もまったく違います!

簡単に芋煮の違いを説明すると・・・
内陸→肉:牛肉 味付け:しょうゆ
庄内→肉:豚肉 味付け:味噌

うっかり何も知らない方が庄内の芋煮を見て
「これって、豚汁じゃね!?」なんて言ってしまったら庄内人に怒られますので、発言にはご注意を!!( ´∀` )

お酒の席とかでよく盛り上がって勃発するんですよ。
名付けて「芋煮戦争」
そこに福島県の方と宮城県の方がいた日にゃーもぉ大変です・・・!

福島の芋煮は、味噌&しょうゆブレンドで、旬のきのこをふんだんに使用。
宮城の芋煮は、味噌味で具だくさんなのが特徴。

それぞれに思い入れのある味と作り方がありますので、大勢で集まる芋煮会では、地域性を配慮して「味噌・豚」鍋と「醤油・牛」鍋の両方を準備するところも少なくないようです。
様々な地方の人が集まる職場間での芋煮会は特にそんな光景が見られることもあります。

しかし共通して言えるのは、
「みんな芋煮(芋煮会)が大好きだ!」ということ。

 

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