観光

2026.09.22

映画「潮騒」・ゲーム「パラノマサイト伊勢人魚物語」の聖地神島

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スタッフ名:筒井

秋は離島『神島』探訪の絶好シーズン! 今是非行きたい「聖地」

カラッとした空気の、気持ちのいい日が続いております。
秋口は、離島探索に最適なシーズン!
「伊良湖岬周辺も、お伊勢参りも鳥羽水族館も豊川稲荷ものんほいパークも浜松も、色々行ったから他の観光スポットを知りたい!」そんな方に最適なのが「離島」です。
伊良湖岬から船で行ける離島は「篠島」「日間賀島」「神島」の3つ。今日は『神島』についてご案内させていただきます。

[前回]観光とグルメの島『日間賀島』の紹介ブログ

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『神島』は伊勢湾に浮かぶ人口255人(133世帯)の、漁業を中心とした小さな島です。伊良湖岬からは約3.5km(観光船で約15分)と近い所にありますが、三重県鳥羽市に属しています。
島全体が山地で自然が豊かでして、集落以外のほとんどが緑に覆われ、伊勢湾の景色や、市の天然記念物に指定されているカルスト地形、海浜性の植物たちなど美しい景観がいっぱいです。

集落は港付近から山頂の手前までにかけて階段状に密集していまして、そのほとんどが民家。お店といえば一通りの日用品を扱ってくれる”何でも屋さん”的店舗が数件あるくらいで、専門店やショッピングモールなどに慣れた身としてはとても趣深いです。
平地がほぼないので、家々はくねくねとした小さい路地と階段でつながっていて、迷路のようでユニークです。
 

【神島でできること・是非したいこと】

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●集落の小道で迷子になってみる… 集落は小規模なので、迷ってもすぐに港に戻ってこられます。(家々のあいだで迷ったら、とにかく「下って」海を目指し、より家が密集していそうなほうへ進むと港です)
 時が止まったようなレトロな町並みや、神島ならではの独特の景観を満喫することができます。

●1周約4kmの島の散策路をウォーキング… 神島の「自然」や「歴史」に関するビュースポットは、集落から離れたところにあります。それらを網羅して周ることができる散策路が島の内周にあるので、これを使ってプチハイキングを楽しみましょう。
 前述の集落散歩だけでは30~40分しないで終わってしまうので、神島の観光はこの散策路のウォーキングがメインになってきます。地図上での距離は短く見えますが、その道筋はほとんどが昇り道や階段で、日頃運動していない虚弱めな私の場合、道中結構息が切れますし、帰り頃には膝が笑い、翌日には筋肉痛になります。履きなれた運動靴と飲み物が必須(集落を離れたら自動販売機もトイレもありません)!

 緑が鬱蒼と茂る路を植物を見ながら進み、時折の海の絶景にうっとりする。運動強度は少々お高めですが、島の魅力がたっぷり詰まった気持ちの良いコースです。



 

世代を超え、二つの「聖地」巡礼で話題の島でもあります

さて、そんな神島。観光でお越しの方には『聖地巡礼』が目的の方も多いようです。
『聖地巡礼』とは、本やアニメ・映画など創作物の舞台となった土地へ実際に足を運んでみる追憶旅行のこと。
『神島』は主に2作品の”聖地”として親しまれています。
三島由紀夫の小説「潮騒」 及びその映画「潮騒」
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まず定番なのが『潮騒』。
三島由紀夫の10作目にあたる小説(1954年/昭和29年)で、ギリシャ旅行にて着想を得た「日本の漁村版・ダフニスとクロエ」です。他の純文学然とした作品とは違って分かりやすい青春恋愛物で、本はベストセラーになり、その後5回も映画化されるという大ヒットぶり。その小説の舞台「歌島」とされたのが、この「神島」です。

休暇村にお越しのお客様ですと、2作目版の映画「潮騒」(1964年。主人公が浜田光男・ヒロインが吉永小百合)、または4作目版の映画「潮騒」(1975年。主人公が三浦友和・ヒロインが山口百恵)を見て、訪れてみたかった、という方が多いように思います。

また石井ふく子プロデューサーによるドラマ化(TBS。石坂浩二・加賀まりこ)や、アニメ化・ラジオドラマ化もしていたそうです。ご記憶の方、いらっしゃいますでしょうか……?
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神島の港からすぐのところに『三島文学 潮騒の地』の碑と紹介パネルがあり、聖地巡礼ムードをぐっと高めてくれます。
三島由紀夫は小説を執筆するにあたり、神島を何度も訪れ、また滞在して取材をしているので、小説にも島の風土や景色、建物、文化が色濃く出ていました。
また映画も神島をロケ地にして撮影されたものなので、背景の町並みや「神島灯台」、「監的哨」といった特徴的な建物たちは、現地に行くと「ああ、あのシーンの! それがここか~」と感慨深く思えます。

『潮騒』で青春時代を過ごした皆々様。当時を懐かしく思い浮かべながら、答え合わせをするような感覚でロケ地巡りなどいかがでしょうか。
  
  
 
スクエア・エニックス『パラノマサイト 伊勢人魚物語』
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そして今話題なのがこちら、SQUARE ENIX の『パラノマサイト FILE38 伊勢人魚物語』。
今年の2月、Nintendo Switch、STEAM、iOS、Android用にリリースされたミステリーアドベンチャーゲームでして、1980年代(昭和)の神島が舞台になっています。
オープン価格2,480円というのが信じられない位よくできているゲームでして、背景がずっと伊勢・志摩・鳥羽(二見浦、朝熊山展望台、津市など、神島以外も色々出てきます)。先月、日本ゲーム大賞2026の優秀賞を受賞していました。
ゲームのジャンル上、ルート分岐の先では「亀島(=神島)」の住民が大量虐殺されてしまったりするのでちょっと万人にはお勧めし辛くはあるのですが^^、とても面白い。土地土地の魅力が、2時間サスペンス劇場よりもさらに濃密に詰め込まれています(特に前半)。旅行気分が味わえる歴史・文化・地理のノンフィクションな資料が、獲得した詳細情報として図付きでストックされていって凄く現地に行きたい気持ちにさせます。

昭和当時の資料がちゃんとあったのだろうなぁ(映画潮騒の画像中など)、というところではちゃんと「以前の」神島が背景に使われていて、ちょっと古い資料がないのかなぁ、というところは現在の神島の建物がうつりこんでいるなど、新旧神島を知っている人間としては、時間をかけて資料を集めて作成したと思われる背景画像がずっと面白いです。

ミニゲームで海女として捕獲する●●(シークレット)についても「※本当の漁解禁は10月から(←ので本来は獲ってはいけなかった)」と注記が付くなど監修が無茶苦茶しっかりしています。どうも鳥羽他の観光協会が携わっていたようで、ゲームリリースの1か月後には行政タイアップの各種イベントなども開催されていました。

そんなパラノマサイト伊勢人魚物語の聖地巡りとして、お若いゲーマーさんたちも次々と神島に聖地巡礼に行っているご様子。ゲームで事前学習してから訪れるも良し、現地で満喫してからゲームで追体験するも良し、何度繰り返してみても良いと思います(ホラーが苦手でない方にはとてもオススメです)。
 

パラノマサイト伊勢人魚物語公式サイト

神島への行き方

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さて、そんな神島。行き方としてはこんな感じです。↓

◆パターンA:伊良湖岬 → 神島 → 伊良湖岬
 休暇村8:50(送迎車)→伊良湖岬(道の駅でゆっくり・伊良湖岬灯台を見に行く(往復45分ほど)も良いかもです)→10:00(神島観光汽船)→10:15神島(滞在時間3時間45分) 14:00(神島観光汽船(船内で休暇村に連絡、送迎車を依頼))→14:15伊良湖岬→(送迎車)→14:30休暇村
   ※お車でお越しの方は、マイカーを伊良湖岬の道の駅駐車場に停めての利用。乗船に間に合えばそれまでは好きに時間が使えます。


◆パターンB:鳥羽マリンターミナル(佐田浜) → 神島 → 伊良湖岬
 鳥羽マリンターミナル →10:40(鳥羽市定期船) →11:20神島(滞在時間2時間40分) 14:00(神島観光汽船(船内で休暇村に連絡、送迎車を依頼))→14:15伊良湖岬→(送迎車)→14:30休暇村


◆パターンC:伊良湖岬 → 神島 → 鳥羽マリンターミナル(佐田浜)
  休暇村8:50(送迎車)→伊良湖岬(道の駅でゆっくり・伊良湖岬灯台を見に行く(往復45分ほど)も良いかもです)→10:00(神島観光汽船)→10:15神島(滞在時間4時間50分)  15:10(鳥羽市定期船)→ 15:40鳥羽マリンターミナル


〇伊良湖ー神島間 … 神島観光汽船。所要約15分。片道1,800円、往復3,500円。
  『10:00伊良湖発 は土曜・日曜・祝日のみの運行』のため、平日は利用できないことに注意。
  (14:00神島発は平日も運行)
  悪天候や燃料費高騰の為運休することもあるので、事前にHPのチェック要。
  また12月からは減便の為、伊良湖発は7:30と13:00しかなくなり、観光利用はキビしいです。

〇鳥羽―神島間 … 鳥羽市定期船。所要約30分(ダイヤにより少々ずれる)。片道740円。
  市営なのでお安い。が、距離が長いので伊良湖港からの倍、時間がかかる。


急流で知られる伊良湖水道は冬には大変荒れるので、11月の中頃辺りからは離島探訪は難しくなって(高波による欠航日が増えて)きます。神島へ行くならぜひ、10月までのうちに!
 

神島観光汽船 公式サイト

鳥羽市定期船時刻表

10月中旬位までは、アサギマダラに会えるかも…!

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10月上旬~中旬頃は、旅をする蝶「アサギマダラ」の飛来シーズン。
神島ではこの季節、八代神社の階段を上った先あたりから、神島小学校の手前位までの間の林間で、旅の途中のアサギマダラの姿を見掛けることができます。
大ぶりの青い蝶なので、いればきっとすぐに見つかる、ハズ。道々、植物や伊勢湾の風景だけでなく、ちょっと目線を上げてちょうちょの姿も探してみてください。



夏や冬と比べて、あっという間に過ぎてしまう、秋。
今年の素敵な秋旅の計画は既に立てましたでしょうか? お出掛けは、秋が消え去ってしまう前に是非、お早めに。
皆様のお越しをお待ちしております。

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