震災遺構・旧女川交番
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スタッフ名:飯塚
今回紹介する場所は宮城県女川(おながわ)町にある「旧女川交番」です。
旧女川交番は1980年に建てられた鉄筋コンクリート造2階建ての建物です。
東日本大震災の記憶と教訓、人々の復興の歩みを後世へと引き継ぐとともに、未来に生きる人々が今回の震災の被災者と同じ悲しみや苦しみを味わうことの無いように願い、震災遺構として保存されています。
2011年の東日本大震災の津波により基礎ごと押し倒されました。鉄筋コンクリート造の建物が津波で倒壊・転倒した事例は世界的にも珍しいといわれています。
津波の引き波によって基礎杭が地面から引き抜かれて横倒しになったと考えられています。
スロープを渡って周辺を1周することができます。壁面には震災前の女川の様子や被災状況、復興の歩みを記したパネルが掲示されています。
来月3月で震災から14年が経過します。実際に訪れると、横倒しになった建物から津波の恐ろしい威力と光景に驚かされます。ぜひ現地に足を運んで見学することで、津波への防災意識も高められるはずです。
【アクセス】
休暇村気仙沼大島から車で1時間30分
三陸道 石巻女川ICから車で35分
JR女川駅から徒歩5分