みちのくひとり旅84 命のらせん階段
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スタッフ名:吉田
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今回紹介するスポットは気仙沼市の震災遺構の一つ、「命のらせん階段」です。
この命のらせん階段は気仙沼魚市場の近く、旧JR気仙沼線南気仙沼駅付近にあります。
もともとこの建物は気仙沼や南三陸などの三陸沿岸地域で水産業や観光業を営む阿部長商店の創業者・阿部家の元自宅でした。
その阿部家にある外付けの螺旋階段は1960年5月のチリ地震の津波で多くの人を失った事を教訓に東日本大震災の5年前の2006年に作られました。
日頃から避難訓練を行っており、震災当日は約30名の命が救われたことから「命のらせん階段」と名づけられ、現在は震災遺構として保存されています。
現在でもなお津波や流れゆく瓦礫の直撃を受けた下部には損傷もそのままに保存されています。
2021年に80m程曳屋され大川さくら総合公園の脇に移設されましたが、阿部長商店の創業者で会長の元自宅であったビルや日本家屋、日本庭園は元のそのままとなっています。
近隣の震災遺構の「旧向洋高校・現震災伝承館」や「奇跡の一本松」ほどメジャーな震災遺構ではありませんが、多くの人の命を救った震災遺構をこの目で見て、防災への意識を高めてみてはいかがでしょうか。