観光

2018.02.25

金メダルと気仙沼にまつわるお話

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スタッフ名:畠山 大樹

 日本人のメダルラッシュに沸いた平昌オリンピックも今日が最終日ですね。フィギュアスケートの羽生結弦選手の地元ここ宮城県でも、パブリックビューイングに多くの人が集まったりと大変な盛り上がりでした。
 そこで今日は羽生選手の金メダルに因んで、金にまつわるお話です。(少々展開が強引ですが・・)
 皆さんは「モンスターゴールド」をご存じでしょうか?地元の人でもあまり知らないこの言葉を聞いて「おっ!」と思われた方は、かなりの歴史通かも知れません。
 モンスターゴールドは明治37年に気仙沼市の鹿折金山で採掘された自然金で、重さ約2・25キロ、金の含有量が約83%もありました。同年開催された米国・セントルイス万国博覧会に出展され、青銅メダルを受賞した「モンスターゴールド」、当時の桂太郎首相が金塊の産出を日露戦争の前線部隊に伝えるよう命じ、兵士の士気を高めようとしたという逸話が、司馬遼太郎の「坂の上の雲」第3巻に登場します。
 平成24年10月にリニューアルオープンした「鹿折金山資料館」では、この巨大な金塊の写真のほか、当時の金鉱石、工具、文献などを展示、金山の歴史の一端をみることが出来ます。
 また気仙沼市だけでなく、お隣の陸前高田市や住田町、大船渡市などでは中世から戦後にかけて開発されたもののほか、古くは古代に開山されたと言い伝えられるものまで、金鉱山跡や関連する史跡が多数残されています。
 13世紀に東方を旅したマルコ・ポーロは、「東方見聞録」で日本を“黄金の国ジパング”と紹介しましたが、その根拠のひとつが陸前高田市にある玉山金山ではないかとされています。多くの金を産出し、奥州平泉・藤原氏の黄金文化、豊臣秀吉や伊達政宗の財政などを支えた玉山金山は、文字通りの宝の山だったようです。

気仙沼には、豊富な食材や美しい景観以外にも歴史や地質学的な魅力もあります。かつての黄金街道に思いを馳せる、そんな新しい切り口での気仙沼の旅もぜひご一考下さい。
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