花の色の意味
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スタッフ名:松沢
今の季節、様々な夏の花が咲いており
白、黄色、紫など、その色も様々です。
何気ない花の色ですが、
実はその色には目的があります。
この花はヤマホタルブクロという花です。
ご存知の方も多いかと思います。
形と紫色が印象的ですね。
そろそろ時期は終わってしまいますが、
クガイソウという花です。
小さな花がたくさん集まり、
動物の尻尾のような形をします。
ハチがメインになってしまいましたが、
ヤチトリカブトの写真です。
猛毒で有名なトリカブトですが、
成人男性の場合、
葉っぱ一枚で致死量に達するほどの
猛毒です。
今回紹介した3種の花の写真、
ある共通点があります。
全部紫色!・・・も正解ですが、
もう1つ、共通点がありますよね?
そう、すべて一緒にハチが写っています。
紫色の花は、ハチだけを呼びたい花なのです。
花粉を運ぶのに一番効率が良いのは
ハチに手伝ってもらうことで、
ハチにとって一番目立つ紫色でハチを誘い、
蜜と引き換えに花粉を運んでもらいます。
色だけでなく形も工夫しており、
ハチにしか蜜が吸えないように
なっている花も多いです。
(チョウも花の蜜は吸いますが、
花粉は殆ど運んでくれないので、
その対抗策です。)
なかなか複雑な構造をしているので、
紫色の花を見つけた際は、
じっくりと観察してみてください。