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2022.01.21

穂高神社と抗う者達 その1

1,503 view

スタッフ名:小山内

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おはようございます!
まずは本日のゲレンデ情報から。

天候 雪
気温 -9℃
雪質 粉雪
 
山頂 積雪160cm
中腹 積雪150cm
山麓 積雪140cm
 
やまぼうしリフト 8:45-16:30
のりくら山麓リフト 8:45-16:30
鳥居尾根クワッド 9:10-16:10
夢の平クワッド 8:45-16:30
かもしかリフト 8:45-16:30
キッズパーク 無料開放
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今回は持ちネタの日本酒ではなく、歴史のお話を少々。
私は毎年、安曇野市にある穂高神社に初詣に出掛けるのですが、皆様は穂高神社へ足を運ばれたことはありますでしょうか?
祀られている神様は主神として(中殿に祀られています)「穂高見命」といい、九州の海運を仕切る有力豪族であった安曇族が祖神として祀っていた神様です。
また、海神である綿津見神の子と伝えられています。
この安曇一族は神武天皇の東征後から日本各地に散り、その一部が安曇野周辺に定住することにより穂高神社が建てられることになったのですが、もともと海の民であった安曇族の名残として、御船神事というものが現代に残っています。
文字通り船の形をした山車が登場し、互いにぶつけ合うという勇ましい神事であり、秋の安曇野の風物詩です。
尚、この信州に移住してきた安曇族は大和朝廷に追われたわけではなく、むしろ支配層としてその後も存在し続けたのですが、不思議なことに信州は古来より、時の政府や権力者に反抗する者達の根城であったというのが歴史の面白いところです。
安曇野市の田園の中に、大王わさび農場という観光スポットがあります。
訪れた経験がある方も多いかと思いますが、この敷地の一角に大王神社という小さな神社が佇むようにひっそりと建っています。
所謂、「八面大王伝説」というものがこの地域一帯に伝承として残っています。
諸説ありますが、「八面大王」と名乗る複数の人物が盗賊の一団を率いており、一帯を荒らしまわっていた為、それを中央から派遣されてきた将軍が討つというのが概ねの内容です。
しかしウィリアム・テルや水滸伝などが庶民に長らく支持されるように、ピカレスク・ロマンというものは多くの人々にとって魅力的な題材であり、また地方での英雄が中央の政府や権力者にとっては害悪でしかないといったこともよくある事です。
この八面大王(達)も一説ではこの地域一帯の為に戦ったという話が残っており、無論現在のところ事実は分かりませんが、そういった話が残るくらい庶民には親しみがあったということなのかもしれません。
余談ですが面白いことに、山脈を隔てた飛騨地方にも同じような同時期の話が残っています。
「両面宿儺」がそれです。
最近人気の漫画「呪術廻戦」に出てくる名前なのでご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
(とはいえ、漫画上の両面宿儺は歴史上のそれとは全く違うものですが)
こちらも中央政府に抗った地方の豪族(=英雄)という類似の伝説であるところが、当時の大和朝廷がじわじわと地方を従えていくという時代的背景をイメージさせます。

以降の時代も抗う者達が信州に現れては時代の波にもまれ消えていくのですが、「少々」で済ませる話が長くなりましたので、続きはまたの機会に。

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