~星の物語②~&ホタル情報
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スタッフ名:大西
こんにちは!
雨が降ったり止んだりと忙しい天気が続いていますね。
本日は夕立があり、心配しましたが、約50匹ほどのホタルを見ることが出来ました!
7/3まで毎日ホタル観賞会を実施しておりますので、ぜひご参加ください。
さて、今回も前回に引き続き、星座にまつわるギリシャ神話をお話しようと思います!
今日紹介するのは夏の大三角の星のひとつ
ベガ(コト座)についてです。
ちなみにベガは夏に見える一等星の中で
一番明るい星です。
そして、このコト座の琴はギリシャいちの琴の名手 オルフェウス という名の
青年の琴だと言われています。それを踏まえてお楽しみ下さい♪
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あるところにオルフェウスという名の琴の名手がいました。
オルフェウスが奏でる琴の音色は森の木々や動物たちでさえも
聞き惚れるほど美しいものです。
やがてオルフェウスは美しい森の妖精であるエウリディケと結ばれ
幸せな日々を送ります。
しかし、そんな日々も長くは続きませんでした。
エウリディケが毒蛇に噛まれ命を落としてしまいます。
オルフェウスはエウリディケとの早すぎる別れを悲しみ、エウリディケを取り戻す為に
冥土へと向かいます。
しかし、死者の世界に立ち入る資格の無いオルフェウスは行く先々で冥土の番人に道を阻まれてしまいます。
オルフェウスはその度に琴を鳴らし、その音色に心を打たれた番人たちが道を開けます。
ついに冥土の王である“ハデス”のもとにたどり着いたオルフェウス。
エウリディケを思いながら奏でる琴の音色は王のハデスでさえも心を打たれます。
しかしハデスは冥土の王。そう簡単に死者を生き返らす訳にはいきません。
ハデスはオルフェウスに条件付きでエウリディケを生き返らせるという約束をしました。
それは“地上にたどり着くまでの間、絶対に振り返ってはいけない”というものでした。
オルフェウスは来た道を戻ります。しかし、後ろから付いてきているはずのエウリディケの足音も聞こえず気配も感じません。
オルフェウスは進むにつれて不安になってきました。
そして地上が見えたとき、オルフェウスは我慢できず、ついに振り返ってしまいます。
そこには悲しげにオルフェウスを見つめるエウリディケがいました。
約束通り、エウリディケはあっと言う間に冥土の世界へと引き戻されオルフェウスは
永遠にエウリディケを失ってしまうのです・・・。
悲しみのあまりオルフェウスは二度と琴を奏でることはありませんでした・・・。
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以上がコト座にまつわるギリシャ神話です。いかがでしたか?
ちょっぴりと寂しいエピソードに初めて知った時は切なくなりました・・・。
ベガは七夕で有名な織姫星でもあります。
晴れた日にはぜひ、夏の大三角を探してみてはいかがでしょうか?
前回『~さそり座とオリオン座の物語~』