レストランの榎本です!
今年もマムシグサの実が鮮やかに生っていたので、今日はその話をしようと思います!
毎年見かけるこの赤い実は、マムシグサという毒草。
美味しそうな色をしていますが、食べてしまうと口や喉が痺れたり痛くなったりと、散々な目にあiいます。
実が生っているということは種子を運んでもらおうとしていると考えられますが、飾り気のない40cmほどの茎の上に真っ赤な実だけが生っている、という目立ちようにも関わらず、休暇村内でも野生動物が運び屋となった様子は見えません。森の仲間たちにも、不味いとバレているようです。
食べようとさえ思わなければ、トウモロコシのようにみっちりと真っ赤な実が生っている様は、ほぼ緑な視界の木立の中では一際目を引きます。細長い茎に真っ赤な色が載っていることから、「蛇の松明」とも呼ばれるそうです。
タイトルの「紅一点」は、緑一色の中に際立つ様子をと思って付けたのですが、男女的な「紅一点」というとらえ方をすると、なんともややこしいのがマムシグサ。
雌雄異株の植物なのですが、日当たり等の環境要件によって、性転換をする植物なのだそうです。
(完熟を過ぎると実は真っ黒になっていくのですが、実が生っている=雌株なので黒一点とはいえない・・・・・・ややこしい)
ところで話は変わって、自然界には警戒色という「説得力」を備えた生物がいますが、マムシグサの赤も(企図するところからズレていますが)我々人間にとっては警戒を促す色のようです。
マムシグサの名前自体は、この植物の茎がだんだら模様でマムシの外観に似ている・花を包む細長い袋のような部分(仏炎苞=仏像の背景にある炎ににていることから)の様子が、鎌首をもたげたマムシに似ている、といったあたりから呼ばれているのですが、この植物の生えている環境は蛇の好む環境と被っているため、マムシグサの近くには本当のマムシがいることも。
敷地内を散策していると度々目にする赤い実ですが、もしお見かけの場合は、地面に注意しながら、「壮大な美(花言葉)」を誇る、マムシグサをはじめとした帝釈峡の自然をお楽しみください!