豊岡市は、古くから「柳行李(やなぎごうり)」の産地として知られ、現在の豊岡鞄へと受け継がれる歴史と伝統を持つ町です。
柳行李とは、コリヤナギの枝を丁寧に編み込んで作られた収納具のこと。
その歴史は古く、豊岡では江戸時代から盛んに生産され、丈夫さと美しさを兼ね備えた伝統工芸品として人々の暮らしを支えてきました。
そんな豊岡の歴史と柳の文化に触れていただけるよう、現在、当館ロビーにて美術作品『千本柳』を展示しております。
「千本柳」という名から感じられる、幾重にも重なる柳のしなやかさと力強さ。
柳行李から豊岡鞄へと受け継がれてきた職人たちの技と、ものづくりに込められた想いに思いを馳せながら、作品をご鑑賞いただければ幸いです。
旅先で出会う一つの芸術作品から、その土地の歴史や文化を知る。
それもまた、旅の楽しみの一つではないでしょうか。
当館へお越しの際は、豊岡が育んできた伝統と芸術の世界をお楽しみください。