グルメ

2021.01.16

うまし 懐かし 会津地鶏そば! ~農家レストラン結(ゆい)

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スタッフ名:高梨

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 磐梯山頂から南東に約5㎞のところに見祢(みね;猪苗代町)という集落があります。その集落のなかに農事組合法人「農家レストラン結(ゆい)」というすてきなお蕎麦屋さんがあります。
 農家の人たちが共同で経営しているお店で、そば粉、米、もち米、野菜などメニューに上る材料は清浄で安心な自家生産のもので、素朴さを保ちながらも洗練されたそばを中心とした日本食ランチを提供しています。
 ざるそばも一流ですが、その中で私のイチ推しは「会津地鶏そば」、温かいかけそばです。
 
 私が生まれ育った地でもある猪苗代町は、もともとそばの産地でしたが、昭和30年代、私の小さかった頃食べたそばは、みな温かいかけそばでした。今日のように冷たいざるそばを食べた記憶はほとんどありません。それも「ヤマドリ」が手に入った時に近くのそば打ち名人に頼んでそばを打ってもらい、温かいとりそばとして食べました。
 今は狩猟人口も激減しヤマドリは入手困難ですが、会津では細々と絶滅しないで残っていた「会津地鶏」の飼育が最近盛んになり、代わりに利用できるようになりました。これが肉も出汁も姿も見事な地鶏で、昔懐かしい旨いとりそばが食べられるようになり、「結」のメニューに上っているわけです。
 
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 上の会津地鶏そばの写真は、「結の村そば膳1500円」というセットの中の一品ですが、単品としての「会津地鶏そば」もあります。そば膳セットには、冷たいざるそば(200g)と会津の伝統武家料理の「こづゆ」や、福島名物の「イカ人参」、「ゆず大根漬け」もついていて、それは見事な会津を代表する品格のランチです。
 
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   緑こづゆ(ホタテ貝柱だしの旨さと品格の両立した会津料理です)

 この他、店のメニューには「見祢の大石ドドドド丼」という何とも不可思議なネーミングのものもあります。これは、ご飯の上に厚さ10㎝位!のいろいろ地場野菜たっぷりのかき揚げがドーンと乗っている丼です。磐梯山の上から巨大な岩石がなだれ落ちてきた悲劇と、それに負けなかった見祢の人々の歴史を象徴する磐梯山ジオパークメニューです。
 
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 実はこの集落、明治の噴火で表磐梯側なのに運悪く大きな被害が出た地域であります。
磐梯山の噴火で山頂より300トンもの巨石が岩なだれに乗って麓まで5㎞も運ばれてきたのです。「結」のすぐ南隣30mの民家の庭に、国指定天然記念物の噴火遺構「見祢の大石」として鎮座しています。
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 見祢の「農家レストラン結」のランチと、「見祢の大石」の見物を、セットでぜひ体験してください! 猪苗代から裏磐梯への道から、ほんのちょっと寄り道したところにあります。
 
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  「農家レストラン結」の建物(中はきれいで意外に広いです)と、
    磐梯山の火山麓扇状地の上部にある見祢の集落



お問い合わせ・連絡先
  
    農事組合法人 結乃村農楽団 ・ 特定非営利活動組合 結乃村絆夢団
           「 農家レストラン 結 」
         〒969-3102 福島県耶麻郡猪苗代町字見祢5269番地
         Tel 0242-23-7747  Fax 0242-23-7749
         Email : yuinomura@inawashiro.com
         Facebook :  https://www.facebook.com/MineYuinomura/
 
 

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