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2021.01.23

雪国のくらし

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スタッフ名:高梨

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 皆さんこんにちは。今日は日頃ブログに書かない雪国のくらしのお話しをします。

 雪国と言うとこの写真ような光景を想像すると思います。しかしこれは裏磐梯のとあるキャンプ場の様子で、シーズンオフなので管理者も含め人の気配がなく、現実的によく眼にする姿ではありません。

 次の版画に示されたようなメルヘンチックな景色は、少し昔の会津の民家の様子です。
 (会津が生んだ世界的な版画家、斎藤清の「会津の冬(51)山口」という作品;斎藤清美術館発行
  のカレンダー掲載のものです。)
 
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 今日のように角柱や板を作る製材業が一般的でなく、直径30㎝もの丸太をそのまま用いて建てた昔の建物なら、どんな豪雪が屋根に乗っても大丈夫ですが、今日はそういうわけにはいきません。現代の雪国では金属板で屋根を葺くのがふつうなので、屋根の雪は少し時間がたつとすべり落ちます。
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 屋根からの落雪や雪下ろしの危険は、現代ならではのことなのです。
 
 裏磐梯は、只見町などの会津西部や新潟県の山間部ほどの降雪はないのですが、標高が高くて寒く、降った雪が解けずに増えていくので、いつのまにかすごい雪景色となります。
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 軒下に積もった雪が屋根の雪とつながってしまうと、雪の表面張力(?)もしくは収縮時の張力で軒先が屋根ごと折れてしまったりするので、「軒先の雪は切れ!」とよく言い合います。
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 自然界でも雪害はあり、樹上に雪が重なり積もって重みで樹木が倒れることもあります。しかし老いた樹木が倒れることが多く、それが樹林の更新、つまり森が健全に保たれることにもなります。
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 落葉松林の幹に一定方向にだけ付いている雪は、風上の方向を示しています。真冬の大雪は季節風と共に吹き荒れ、吹きだまりをつくります。ホワイトアウトもあるので、外を移動するときは風の通り道も考えて行動しないと思わぬ雪の中に突っ込んだりすることがあります。
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 休暇村裏磐梯の入り口の表示も半分雪に隠れています。1月19日現在の積雪は120㎝位です。
 
 積雪は人を室内に閉じ込めてしまいがちですが、仮に閉じ込められても、それなりのくらし方というのがあります。これまでの追憶にふけったり、今後の構想をじっくり練ったり、静かに好きな音楽や読書を楽しんだり、家族と十分に触れ合ったりと・・・。
 要は、強大な冬将軍には抵抗せず、あるがままに静かに過ごす。クマの冬ごもりと同じです。
 
 そうした冬のくらしを変えたのが、スキーと車ですね。
 スキーは、冬将軍がもたらす雪の圧力を逆手に取って、野外に私たちをいざないました。
とても開放的で爽快な冬になりました。閉鎖的な冬も悪くはありませんが。
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 車。こちらはどうでしょうか?? 資本主義とモータリゼーションは、無雪地と同じ生活を豪雪地にもたらしましたが、除雪と雪道の車の運転はなかなか大変なものです。
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 今は、雪国の自治体も住民の生活優先で道路の除雪はまめにしてくれます。目安として新雪が5~10cmまたは10~15cm積もれば出動するようです。冬一番の早起きは除雪オペレーター(除雪車の運転手)です。
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 また国道は、24時間体制で除雪を行うのが普通のようで、あまり心配なく運転できます。真冬でもアスファルトが出ている時もあります。
 県外から休暇村裏磐梯においでいただくのに、国道(49号線、459号線)以外は3㎞位しか通りませんので、思ったほど大変ではないと思います。
 ただ積雪以外に、「路面凍結」は話が別です。急アクセル急ブレーキは禁物です。くれぐれも速度を抑えて、しっかり車の動きをコントロールして運転してください。また備えとして冬タイヤを装着するのは常識です。
 

 最後になりました。今日のブログはモノトーンの写真ばかりなので、終いはカラフルなもので。
 
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 新雪が降って晴れた日の朝、雪は、一つ一つの結晶がキラキラ輝きます。結晶のプリズム作用で、小さな虹の色に輝くのです! とても美しく見とれてしまいます。写真に撮るのは難しいのですが分かりますか?
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 真冬の森の中、裸の木々の中でよく目につくヤドリギです。宿主の木の枝の中に寄生根を伸ばして半寄生する常緑植物です。冬に黄色またはオレンジ色の実をたくさんつけます。花言葉は、「キスをしてください!」なそうです!  ヨーロッパのケルト族には神聖な木で、クリスマスにヤドリギを飾り、またヤドリギの下ではキスをしてもよい!、とのことです。
 
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