冬の行事食「大黒様のお歳夜」
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スタッフ名:佐藤 こうき
庄内地方に伝わる師走の伝統行事「大黒様のお歳夜」
今年も残すところあと2か月。
月日が経つのは早いですね。今年は11月に入ってから紅葉が綺麗になってきました。
さて、
師走を迎える庄内地方には、古くから受け継がれてきた伝統行事があります。
今回は、毎年12月9日に行われる「大黒様のお歳夜(おとしや)」をご紹介します。
昔、祖父母から言われた事を思い出しました。
豆ばかりの食事に?だった私。祖父母が、教えてくれたことは大黒様に感謝し、まめに暮らせて、まめに働けて、子宝に恵まれますようにと祈るんだよ。と教えてくれました
庄内に受け継がれる冬の伝統・大黒様のお歳夜ってなに?
「お歳夜」とは、その年の収穫に感謝し、豊作や子孫繁栄を願いながら、神様の年越しをお祝いする庄内地方の伝統行事です。
12月9日の「大黒様のお歳夜」には、大黒様に「まっか大根」と「米炒り」をお供えし、豆料理や大根料理を食べて、一年の実りに感謝します。
この日に欠かせない、二つのお供え物をご紹介します。
大黒様へのお供え物 『まっか大根』
まっか大根とは、二股に分かれた珍しい形の大根のことです。
このまっか大根には、大黒様にまつわるこんなお話が伝えられています。
昔、大黒様がお餅を食べすぎてお腹を痛めてしまいました。道端で大根を洗っている娘を見つけ、大根が消化に良いことを知っていた大黒様は、分けてもらえないかとお願いしました。
しかし、娘は姑から大根の本数を数えられていたため、勝手に渡すことができません。そこで、二股に分かれた大根の片方をかき取って大黒様に渡したところ、お腹の痛みが治ったといわれています。
また、その独特な形から、大黒様の奥様を表しているという説もあるそうです。
大黒様のお歳夜にいただくご馳走
この日の食卓には、豆や大根を使った料理を中心に、縁起の良いご馳走が並びます。
今回ご紹介するのは、庄内地方で親しまれている次の5品です。
・黒豆ご飯
・黒豆なます
・納豆汁
・焼き豆腐の田楽
・ハタハタの田楽
豆料理や大根料理をいただきながら、一年の収穫に感謝し、家族の健康や子孫繁栄を願います。
地域の食材を使った素朴な郷土料理には、昔から大切に受け継がれてきた人々の願いが込められています。