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2021.09.06

ニホンカナヘビとニホントカゲの意外な関係?!

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スタッフ名:斎藤

先日、支笏湖温泉街の草むらをがさがさしてみると、ニホンカナヘビが姿を現しました!
顔立ちもくっきりして、ぱっちりとした目が可愛らしく、つかまえて観察すると瞬きをしたり口を開けて小さく鳴いたりなど、表情が豊かです。
ニホンカナヘビは、トカゲの代表種であるとともに、日本列島のみに生息する固有種です。

そんな中、ニホンカナヘビと似ているトカゲを発見!
その正体はニホントカゲでした!

ニホントカゲの全長は、ほぼカナヘビと同じくらいですが、尻尾はずっと短く、その分胴体はカナヘビよりも大きく、がっしりした印象です。特に尻尾は綺麗な青色をしており、かわいた感じのカナヘビと違い、爬虫類らしいテカテカとした光沢を帯びます。

そんな2種類のトカゲですが、深い関係がありました。
かつて、カナヘビと呼ばれていたのは今で言うカナヘビではなく、ニホントカゲのことだったそうです。

なぜ名前が変化したかというと、明治期、日本の動植物の正式和名を決定する際、「青トカゲ」の方を、日本の代表的固有種であるとして「ニホントカゲ」の名を冠したことによります。それでも民間でその名前が定着するのには時間がかかり、未だにニホントカゲをカナヘビと呼び習わす地域もあるそうです。

トカゲといえば、有名なのがピンチに陥ったときに尻尾を切る「自切」です。トカゲにとって尻尾は栄養を溜め込み、日射面積を上げて体温を上げ、運動時にバランスをとりすばやく動く舵と推進力の役割を果たす重要な器官です。これを危機に際し自ら切り離して捕食者に差し出す代わりに本体が逃げるという荒業です。尻尾は切り離したあと10分程活きているように動き続け、その間に捕食者の気を引きます。
尻尾切りは激しくトカゲの体力を消耗しますので、場合によっては自切したことにより衰弱したり、運動能力が落ちて命を落とすこともあります。なので一般的にトカゲの尻尾切りは一度きりといわれます。
尻尾を切ったトカゲは、しばらくすると尻尾を落とした場所に戻り、自分の尻尾が残っていればそれを食べてみずからの栄養にするといわれます。もし、切れた尻尾が落ちているのをみつけても、持ち帰ったりつぶしたりせず、そのままにしておいてあげてください。

トカゲと遭遇した際は、優しく見守ってください。
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