~星の物語⑧~秋の章
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スタッフ名:大西
秋も近付くのに日中は暑い日が続いています・・・
いつ頃長袖にしようかと考えてしまいますね^^;
さてさて、今日も星座にまつわるお話をしようと思います!
今回は『エチオピア王家』についてのお話です。
・・・えっ(゜о゜)星座じゃない!!!
と、いう茶番をしておきますね^^;
エチオピア王家の物語には
『ケフェウス座』『カシオペヤ座』『アンドロメダ座』『くじら座』
『ペガサス座』『ペルセウス座』が登場し、その殆どが秋の星座なのです。
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その昔、古代エチオピアの国にケフェウスという王様がいました。
ケフェウスは大変立派な王で人々は幸せに暮らしていました。
そして、ケフェウスにはカシオペヤという妃がいました。
カシオペヤは大変美しい女性で自分の美しさを自慢に思っていました。
それは自分の美しさだけではなく、ケフェウスとの一人娘であるお姫様
アンドロメダの美しさでさえ誇りにしていました。
ある日、カシオペヤは海の妖精ネレイドに
「アンドロメダの美しさはネレイドたちにも及ばない」と、こぼしてしまいます。
それを聞いたネレイドたちは海の神、ポセイドンにそのことを言いました。
ネレイドはポセイドンの孫でもあった為、ポセイドンもこの言葉は聞き捨てなりませんでした。
ポセイドンはエチオピアの海岸に化けくじらを放ちます。
平和だったエチオピアに津波が頻繁に起こるようになり、エチオピアは大混乱です。
困ったケフェウスは、神に助言を求めました。
そして「ポセイドンの怒りを静めるにはアンドロメダを化けくじらの生贄に差し出すことだ」と言われてしまいます。
ケフェウスは泣く泣くアンドロメダを海岸の岩に縛りつけ、生贄として差し出します。
アンドロメダが海岸で怯えていると、波が立ち始め化けくじらが姿を現しました。
化けくじらがアンドロメダへ近づいてきます。
その時、空から一人の青年が舞い降りてきました。
それは天馬ペガサスに乗ったペルセウス。
ペルセウスは「見た人を石に変えてしまう怪物・メデューサ」の首を
化けくじらの前へと掲げました。
その瞬間、化けくじらは石になり海の底へと沈んでしまいました。
無事、アンドロメダはケフェウスの元へと帰ることができ、やがてアンドロメダとペルセウスは結ばれたのです。
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以上がエチオピア王家、秋の星座のお話しでした!
ちなみに有名な秋の四辺形はペガサス座のマルカブ・シェアト・アルゲニブと
アンドロメダ座のアルフェラッツです。
ぜひ、空を見上げて探してみて下さいね☆
前回『やぎ座の物語』