トラベルマガジン

ブログ

2025.08.05

大阪・関西万博へいってみた正直な感想とおすすめパビリオン

9,109 view

スタッフ名:小田桐

画像1
はじめての万博の準備と楽しみ方
1970年の大阪万博以来55年ぶりの開催となった大阪・関西万博へいってきました。中学生の頃に愛知万博をテレビで見て以来、いつか行ってみたいなと思っていたので念願の万博にとても心が弾みました。とはいえ、チケットは事前予約制、人気のパビリオンも抽選制、会場までのアクセス確認など、当日を迎えるにあたって下調べしておくべきことも様々ありました。ということで今回は万博へ行くにあたって行った事前準備、おすすめのパビリオンなどをご紹介したいと思います。
まずは日時を決めて入場チケットを取ろう
まずは大阪・関西万博へ行く日時を決めてオンラインで電子チケットを予約します。チケットには、一日券、平日券、夜間券など各種用意されているので自分のスケジュールに合わせて購入しましょう。

チケットを購入する際には、事前に決めることが2つあります。1つ目が入場ゲートの選択です。万博会場はとてつもなく広いので入場ゲートも、東ゲートと西ゲートの2か所に分けられています。東ゲートは万博会場の最寄り駅・夢洲駅からすぐでアクセスがいいのが特徴です。西ゲートは駅の反対側にあるので、駅から歩くと30分ほどかかります。西ゲート側に行きたいパビリオンがある場合を除いて、まずは東ゲートから入場することをおすすめします。

2つ目が入場時刻です。万博は混雑緩和のため入場時刻を9時、10時、11時、12時、17時の5回に分けています。一日券、半日券を購入する際は入場時刻を9時~12時の間で選択します。17時入場の場合はお得な夜間券を購入して入場します。今回私は1日目に夜間券(東ゲート17時入場)、2日目に平日券(西ゲート9時入場)を購入しました。

大阪・関西万博について

パビリオン・イベントの抽選について
チケットの購入が完了したら、続いてパビリオンやイベントの抽選申し込みを行います。

会場には180以上のパビリオンが常設してあり、人気のパビリオンは完全予約制や6時間待ちになることもありますが、事前抽選に申し込んでパビリオンの予約が取れれば、待ち時間なしでの見学やパビリオンを効率的に巡ることができるようになります。チケットを持っていれば無料で抽選に申し込むことができるのでぜひチャレンジしてみてください。

ちなみに事前抽選は、第1希望から第5希望までパビリオンやイベントを選択し、その中で1つだけ当選するような仕組みになっていて、我が家の場合はオーストラリアパビリオンとオランダパビリオンが当選しました。抽選申し込みまで終えたら、あとは当日のアクセスと持ち物を準備するだけです。持参してよかったと思うのは、日傘と使い捨ての冷感タオルと日焼け止めクリームでした。あとは、折り畳みイスやハンディーファンを持ってきている人も会場には多くいました。

以下では、個人的に満足度の高かったパビリオンをご紹介していきます。
フランスのパビリオンについて
 フランスパビリオンは人気なので通常1時間~4時間待ちになると言われていましたが、平日17時過ぎは20分ほどの待ち時間で入ることができました。

フランス館は「愛の讃歌」をテーマに没入感のある展示品が見どころとなっています。また、フランスと言えば世界的にも有名な高級ブランド、ルイ・ヴィトン、クリスチャンディオール、セリーヌがありますがこれらのブランドの特別展示も鑑賞することができます。

クリスチャン・ディオールはスケッチを立体的に表現した約400点にもおよぶ白いトワル(洋服を仕立てる前の仮縫いの服)を壁一面に展示。一方、ルイ・ヴィトンは84個のトランクを部屋一面に配置したり、まっさらなトランクにルイ・ヴィトンの模様をプロジェクションマッピングで投影した演出をするなど、遊び心ある演出が目立っていました。そして各部屋には彫刻家オーギュスト・ロダンの作品も共演する形で展示していました。

またフランス館には屋外展示もあり、そこにはフランスのプロバンス地方から運んできたという樹齢1000年以上にもなるオリーヴの木が鎮座していて、そこには荘厳な空気が流れていました。
イタリアパビリオンについて
朝9時の入場にあわせて会場へ行ったにも関わらず、9時過ぎにはすでにパビリオン前に大行列をつくっていたイタリアパビリオン。そして最後尾には「待ち時間は2時間以上」の文字が。イタリアから日本初上陸の作品が複数来日しているということで意を決し並ぶことに。結果、4時間半並んで無事に鑑賞することができました。並びながら暑さと疲労で心が何度も折れかけましたが、結果的に並んだ甲斐があったと思えるほど満足度の高い展示の数々でした。

イタリア館は「芸術は生命を再生する」がテーマですが、文字通り芸術品にたくさん触れることができました。他国のパビリオンは映像で自国の自然や文化を紹介するものが多い中でイタリアパビリオンは実際にイタリアから芸術品を運んで展示するという太っ腹さ。そしてそのラインナップも有名な作品ばかり。レオナルド・ダ・ヴィンチの素描、カラヴァッジョの「キリストの埋葬」、ファルネーゼの「アトラス」、ミケランジェロの「キリストの復活」などなど。飛行機で現地に行き、美術館や博物館の入場料を払って鑑賞することを考えれば、4時間半待ちで見られるのはとてもお徳だと感じました。
スイスパビリオンについて
スイスといえば、ハイジ、マッターホルン、リンツのチョコレートくらいしか知らなかったのですが、実は切り絵の文化があるそうです。みなさんはご存知でしたか?ということでスイス館に入ってみると、まず目に飛び込んでくるのはスイスの社会や文化的な背景を表現した10メートルの立体的な切り絵アート。よく見るとアルプスの少女ハイジもいました。そして隣の部屋に行くと、「Tell us one wish for our future society and watch your vision join the others」の文字が書かれたパネルがあり、そのパネルに向かって自分の願い事を唱えると、足元の方から大きなシャボン玉が出てくるという演出がありました。体験型の展示が多いスイスパビリオンの最後に待っていたのはやはりアルプスの少女ハイジ。ハイジの生い立ちや、アルプスの少女ハイジがスイスから日本に渡ってきた経緯がまとめられた展示もありました。

そして万博では食も楽しみのひとつですが、ここスイスパビリオンでおすすめなのが万博限定のキャロットチーズケーキです。爽やかなレアチーズとキャロットケーキのバランスが完璧でとても美味しかったです。
モザンビークパビリオンについて
愉快な歌声とダンスを躍っている人たちが目を引いたのがモザンビークパビリオン。正直なところ、モザンビークが地球上のどこにあるかも知らず、そもそも万博では見学するルートに組み込んですらいなかったのですが、モザンビークの方々の歌声とダンスに誘われていつのまにかモザンビーク館の中に引き込まれていました。

パビリオン自体はフランス館やイタリア館と比較するとコンパクトで展示品も少なめで、所要時間も10分ほどですが中に入るとモザンビークのスタッフさんたちが現地の楽器を演奏したり軽快なダンスを披露したりと、平和で温かい空気が流れていて、他国のパビリオンに負けないほど、いやむしろ一番と言ってもいいほど観客をわかせていました。待ち時間もなく、サクッと楽しむことができるので、予約したパビリオンの前後など空き時間を活用して行ってみることをおすすめします。
マルタパビリオンについて
石灰岩のような真っ白い外観が目を引くマルタ館。入口へと続く道の両脇には水がサラサラと流れていて涼しげな雰囲気が漂っています。

今年は日本とマルタの国交樹立60周年の記念すべき年にあたりますが、国交樹立以前に日本とマルタとの間に繋がりがあったことを示す貴重なものが展示されていました。それが、1862年に江戸幕府が派遣した使節団がマルタを訪れた際に贈った鉄製の高級甲冑です。使節団の目的地はフランスのパリでしたが、寄港地であったマルタでマルタの方々に歓迎をされたことから御礼に甲冑を寄贈したという風に言われています。その甲冑は、破損が激しく京都での修復を終えてマルタ館で展示をされることになりました。大阪・関西万博が終わったら、またマルタへと持ち帰るとのことなので、本物を見るには今が絶好の機会です。

展示を見終わって外へ出ると屋外テラスへと繋がっていて、そこでは地中海料理を楽しむことができます。私たちは、マルタではポピュラー食材であるうさぎ肉を使ったトマトパスタをいただきました。鶏肉のような食感であっさりとした味でした。
まとめ
画像1
大阪・関西万博は10月13日までです。2日間行ってみて平日券と夜間券のそれぞれにメリットがあるということを感じました。

夜間券のメリットは、入場者数が日中と比べていっきに減るので、待ち時間なしや少ない待ち時間で人気のパビリオンにも入れるというところが最大のメリットだと思います。また、暑さが徐々に和らいでくる時間帯でもあるため、暑い時期でも体力消耗を最小限に抑えてまわることができます。

平日券で朝イチ入場するメリットは、午後になると入場を予約枠のみに制限する人気パビリオンでも並ばせてもらえるので確実に入ることができるところだと思います。夜間券で入場すると場合によっては、人気パビリオンは並ばせてもらえないこともあります。

今回夜間券で入ってよかったと思った人気パビリオンはフランス館(待ち時間20分)、平日券で入ってよかったと思ったパビリオンはイタリア館(待ち時間4時間半)でした。また、ギフトショップのお土産も夜には完売してしまいますが午前中のうちは購入できたりするので狙い目です。

みなさんも機会がありましたらぜひ万博へ行ってみてはいかがでしょうか。