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2025.10.05

平日に学校を休めるラーケーションとは?

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スタッフ名:小田桐

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新しい学びのかたち「ラーケーション」制度がスタート!
平日の授業に代わって、児童と保護者が一緒に校外で体験活動などを行う「ラーケーション」制度が始まりました。

「ラーケーション」とは、Learning(学び)とVacation(休暇)を組み合わせた言葉で、家庭と学校が協力して子どもの成長を支える新しい取り組みです。全国では2023年に愛知県が初めて導入し、その流れを受けて茨城県が都道府県としては2番目に制度化しました。地域の特色を生かした体験や親子での学び直しの場として、今後の広がりが期待されています。茨城県の場合は、ラーケーションを年度内に最大5日取得することができ、県立中学校・高校・中等教育学校・県内市町村立小中学校がその対象校となっています。定期試験の前後や文化祭準備期間など学校によっては取得不可日が設定される場合もあります。2024年度のラーケーション利用実績としては、小中学校等で約5万6千件、高校等で1万7千件、特別支援学校で約500件、合計7万4975件でした。これは小中学校全体の児童生徒の約23%、高校では約21%にあたるそうです。ただ遊ぶのではなく、ラーニング(学び)を意識して家族で学びに出かけられることはとてもいいことだと思います。仕事の都合で土日は休めない(休みづらい)企業も世の中にはたくさんあると思うので対象の地域・学校のご家庭にはどんどん活用してもらいたい制度です。
    ラーケーション×アーシング
    我が家は子どもがまだ小さいので外で遊べる方法なども限られてくるのですが、もし小学生になってラーケーション制度を利用できるとしたら何をしたいか、と考えたときに真っ先に頭に浮かんだのがアーシングでした。
     
    「アーシング」とは、Earthing(地球や大地との繋がりを感じること)に由来していて、体内にたまった静電気を逃し、自然のエネルギーを取り込もうとする考え方です。今は小学校の授業や宿題も全てタブレットで行うのが主流になっていて子供たちがデジタル機器に触れる機会や時間が増えてきました。サクサクと使いこなせることがうらやましい反面、親としてはデジタルデトックスの時間も考えてあげる責任があるように感じます。そこで、スマホやタブレットなどは置いて、裸足で砂浜や海辺を歩いて貝殻や魚を観察してみたり、キャンプをして山で寝転んで星空を観察してみたり、夜の生きものや生態系を学んだり、ラーケーションとアーシングを同時に体験させられたらと思います。
    好奇心と自己肯定感を高めるラーケーション
    何度行ってもまた訪れたくなる石垣島。現地で知り合ったタクシードライバーさんも50回以上東京から通い詰めて石垣島に移住を決めたと教えてくれました。移住の理由は石垣島の空気が合うとか。なんとなくわかるような気がしました。
     
    石垣島に来ると、素足で海に入ったり、ビーチコーミングしたり、ビーチでカニやヤドカリを探したくなります。写真は家族でビーチを散策中に見つけたカニです。右の写真の小さなカニはすばしっこさが特徴的で、敵からダッシュで逃げた後にビーチの砂に潜り込んで擬態していました。ビーチを素足で歩いて、波に足をひたすと教室では味わえない感覚が広がります。足裏の刺激、水の冷たさ・温かさ、こうした五感を通じた経験は子どもの感受性を豊かにしてくれるだけではなく、自然への親しみを育んでくれます。カニやヤドカリ、小魚などの多様な生きものが暮らす海、図鑑や映像で知っていた生きものに実際に出会うことで「どうしてここにいるんだろう」「何を食べてるのかな」といった疑問や発見が生まれます。こういったことが自然科学や環境教育の第一歩となりますし、普段の生活では、子どもの好奇心にじっくり寄り添う時間がないという親も、ラーケーションをきっかけに親子で一緒に海を歩き、カニを探しながら会話を重ねることで学びも遊びも共有することができます。子どもにとっても「親と一緒に発見した!」という体験は、自身や自己肯定感にもつながります。
    米原のヤエヤマヤシ群落で見つけた〇〇
    海だけではなく森の中でも発見がたくさんあります。石垣島の北部に位置するヤエヤマヤシ群落に行ってきました。ヤエヤマヤシは八重山諸島の中でもごく限られた地域にしか自生しない非常に珍しい固有種です。そしてそんなヤエヤマヤシ群落には、普段お目にかかれない珍しい生きものが生息しています。まずは、左の写真に注目してください。この中に生きものが隠れているのですが、みなさんわかりますか?正解は左側にいる全身が茶色い枝のような(頭が上で尻尾が下にある)サキシマキノボリトカゲです。枯葉に溶け込むように擬態する習性があるので、枯葉や枝に登ってじっとしていることがよくあります。サキシマキノボリトカゲは、石垣島、西表島、宮古島に生息しています。続いては、右の写真の中央に注目してください。グルグルと渦を巻いていて森の中でもひときわ目をひいていた渦蜘蛛です。放射状の糸で巣をつくる習性があり、ヤエヤマヤシ群落のいたるところに渦巻きがありました。

    米原ヤエヤマヤシ群落について

    芯まで食べられる島のパイナップル!?
    石垣島といえば、美しい海や独自の文化、そして何よりも魅力的なのが郷土料理や南国特有のフルーツではないでしょうか。子どもたちにとって石垣島の食文化を経験し、島の食文化を学ぶこともラーケーションにおいては重要な要素のひとつになります。

    例えば、石垣島の商店やアーケード街には、夏の時期に行くといたるところにパイナップルが並んでいます。まるで本州のスーパーでフィリピン産バナナが並ぶような感じです。並んでいるのは、主にピーチパインと呼ばれる沖縄特有の品種で、その特徴としては桃のような甘い香りと、酸味が少なく、程よい甘み、後味がスッキリした果肉です。一般的な繊維質のパイナップルとは違い、果肉は柔らかかったです。現地の方に、「皮も簡単に手でむけるよ!芯も柔らかいからこっちの人(島民)は芯まで食べるよ。」と教えていただきました。手はベタベタになりますが、簡単に皮をむいて食べることができましたし、芯も柔らかくて、芯を食べる感覚というよりも果肉を食べるような感覚に近かったです。一般的なパイナップルより一回り小さめで、重さも500g程度ですが、価格も300円くらいで気軽にパイナップルを食べられる環境が羨ましくなりました。そして今まで食べてきたパイナップルの中で過去イチの美味しさでした。もし自分が石垣島で生まれ育っていたら、好きなフルーツは間違いなくピーチパインになっていただろうと思います。

    別日にも、バラビドー観光農園さんでキーツマンゴーや島バナナ、グァバなどの島フルーツプレートを堪能しましたがどれもとても美味しかったです。そして写真のサイズで一人前というサービスのよさ!大人二人でもお腹いっぱいになりました。

    バラビドー観光農園について

    陸上の甲殻類として世界最大級 ヤシガニ
    今回の石垣島での滞在の目的のひとつが野生のヤシガニを見るということでした。現地のホテルスタッフやタクシードライバーの方にヤシガニはどこで見られるのか、いつ頃に現れるのか、など情報収集を行うも我々の滞在中に姿を現すことはありませんでした。そしてみなさん口々に、「ヤシガニ美味しいんですよ〜〜」と仰っていて、我々も次第にその味が気になってしまいました。ヤシガニはその美味しさのあまり人間によって乱獲、捕食され、数が激減してしまい、現在では絶滅危惧種にも指定されています。そのため一般人は、野生のヤシガニを捕まえて食べることはできませんが、島内にはヤシガニを提供しているレストランもありました。お店で食べると、サイズによって値段は異なりますが1匹あたり約1万円〜という感じでした。高級食材とされているため、島民はお店では食べずに自分で採りに行くのだそうです(昔は行っていたそうです)。ということでレストランを予約して実際にヤシガニを食べてみました。

    ヤシガニの見た目は、青色、紫色をしていて、強力なハサミがついています。このハサミはココナッツの殻さえも割ってしまうそうです。脚には鋭い爪がついていて木登りや岩登りも得意としています。そして名前にカニとついていますがヤドカリの仲間です。そのヤシガニをこちらのお店では、まず殻ごと焼きます。そして最後に蒸して完成です。カニを食べるときのように身体から脚をバラしてカニバサミで身をほぐして食べていきます。食感はカニよりも少ししっかりしていて弾力がありますが、味はカニとエビの中間みたいな甘みがありました。写真では分かりにくいですが、手で持った時に油で指先がテカテカになります。油で揚げているのかと思いきや、ヤシガニ自身から出た油分だそうで、ヤシガニが普段油分を含むものを食べている故だそうです。

    貴重な島の恵みをいただき、ヤシガニを見ることができて嬉しかったですが、次回はナイトツアーなどに参加して野生のヤシガニを間近で見てみたいと思いました。
    石垣島で味わうラーケーションの魅力
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    石垣島でのラーケーションは家族でどこかリラックスした状態でありながらも、ただの観光ではなく、何か新しい知識や経験を得ることができてとても有意義な滞在になると感じました。石垣島の自然に囲まれて過ごすことや、地元の方々との会話をすることが自分自身の知見を広げ、自然や環境問題について考えるきっかけにもなります。

    今回は石垣島でできるラーケーション体験の一部をご紹介しましたが、休暇村のホテル周辺も国立公園や国定公園などの自然豊かな場所に位置しているため、ラーケーションに最適なフィールドです。大人も子どもも、新しいことを学ぼうという姿勢で旅するのも面白いかもしれません。