磐梯山特産の高山植物バンダイクワガタ! ~今、花が一杯です!
14,419 view
スタッフ名:高梨
7月6日磐梯山に登ってきました。天候不良で眺望はあまり楽しめませんでしたが、この時期、高山植物が素晴らしいのです。特に磐梯山特産種のバンダイクワガタの花期です。
バンダイクワガタって昆虫みたいな名前ですが、花の形が、兜(かぶと)とその前部の角状の飾りの鍬形(くわがた)に似るので名付けられたクワガタソウの一種で、高山のタイプのミヤマクワガタですが、そのまた磐梯山でしか見られない地方変種のため、バンダイクワガタと名づけられました。
つまり世界中で、磐梯山にしか見られない高山植物なのです!
(↓ 高山の厳しい環境で育ちます。草丈は15㎝位)
クワガタソウ類は、オオバコ科ルリトラノオ属(以前はクワガタソウ属)の植物で、近縁に春一番の花オオイヌノフグリがあり、バンダイクワガタもオオイヌノフグリに似た青い小さい花を咲かせます。
磐梯山特産種は、どこが一般のミヤマクワガタと違うのかと言うと、葉縁の鋸歯(ギザギザのこと)が深く不規則になっているからだそうです。そうした形質が遺伝子レベルまで固定されているわけで、思わず親近感を覚えます!
私たちよりはるか昔から磐梯山に住みついて世代を重ねているわけですね!
(↓ バンダイクワガタの葉の様子 ギザギザが独特です)
見られるのは磐梯山のだいたい標高1400m以上の砂礫地や岩陰などで、花期は6~7月のようですが今回は終盤のようでした。
バンダイクワガタを訪ねる道すがら、多くの花、特に小さくかわいい花が数多く見られましたので、ここに紹介します。
アカモノ、ウラジロヨウラク、白花ウラジロヨウラク、ハクサンチドリ、マルバシモツケ、
ミヤマアズマギク、グンナイフウロ、ベニバナイチヤクソウ、コケイランといった面々です。
ベニバナイチヤクソウ
(五色沼周辺にも見られ、噴火による山体崩壊で、下界までもたらされた?)
皆さんも是非一度はバンダイクワガタやこれらの花々に逢いに来てください。
最後に、今回はお呼びでなかった昆虫のミヤマクワガタもご覧くださいね。
花も昆虫も、兜の鍬形(くわがた)を連想させるのに十分な形態ですね。
MORE
このブログで紹介された観光地・イベント情報