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2025.04.25

熊野古道お手軽コース紹介 ~高野坂~ その1

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熊野古道とは、都のあった京都をはじめ、各地から紀伊半島南部にある熊野三山へと続く参詣道です。紀伊半島の広域に長短さまざまなルートがあり、それぞれに楽しめる景色や雰囲気も異なります。

最もポピュラーなコースの一つが「大門坂(だいもんざか)」で、当館よりお車で約20分の距離にありますが、今回は大門坂以外にも日帰りで気軽に立ち寄ることのできる「高野坂(こうやざか)」コースをご紹介します。特に「普段から歩くのが好き」という方にはオススメです。
高野坂の入口は、当館よりお車で約15分の距離にあります。「本当にこんなところから?」というような、普通の民家の側道からスタートします。
みかんが実る生け垣を通り抜けます。
しばらくは木立の間を抜ける道を行きます。川のせせらぎと多くの野鳥のさえずりが聞こえており、とてもリラックスできます。
季節外れの水仙が咲いていました。季節を選べば、群生している様子を見る事ができると思います。
川の流れの反対には線路が走ります。パンダ使用のくろしおが通りがかり、カメラを向けましたが若干遅かったようです。
小川を渡り、緩やかな登りがスタートします。橋の向こうには「熊野古道 高野坂」の石の標識が出ています。
少し前に訪れた際は桜も咲き始めていました。
登りがスタートすると、熊野古道らしい石畳の道が続きます。緩やかな登りのため、ゆっくり歩けばそれほど息もあがりません。
坂を上り切った先に、「鯨見山跡」があります。捕鯨が盛んだった頃、ここから海を見渡し、クジラの成り行きを海上の仲間に伝えて合図をしていたようです。
鯨見山跡周辺には、椿がたくさん咲いていました。
高野坂は全長2kmほどで、それほどアップダウンなく歩くことができます。歩きやすい服装とスニーカーで充分歩ける行程です。今回は前半をご紹介しました。次回は海を望むルートを行く後半をご紹介します。

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