暖かい宇久井半島で冬を越すいきものたち♪
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スタッフ名:岩永
南紀の冬ならではのいきもの♪
休暇村南紀勝浦は吉野熊野国立公園に位置しています。
そのなかでも宇久井半島はもともとは島だったところが、
いまは陸地と繋がった「陸繋島(りくけいとう)」と呼ばれる地域で、
日本でも珍しい地形を有しています。
(詳しくはビジターセンターで学ぶことが出来ますよ!)
そんな南紀勝浦に越冬をするためにやってくるある虫の話を
今回みなさんにご紹介したいと思います。
朝のふれあいプログラムのコースでも見ることができる虫なので、
ご宿泊の際は是非探してみてくださいね。
冬でも暖かい休暇村周辺では今回紹介する虫をはじめとして、
様々ないきものたちが姿を見せます。
たとえば、椿の蜜やハゼの実が好物であるメジロや、
日本で一番小さなキツツキのコゲラなどの姿もちらほら。
また、花がなかなか咲かない冬でも風景に色彩を与えてくれる
ヤブツバキもこの宇久井半島では今がちょうど見ごろを迎えています。
今回の主役はそのヤブツバキの葉の裏側を好む「オオキンカメムシ」です。
カメムシと聞いて「え~~~っげ~~っ!」と思わず顔を歪めた方もいるかもしれませんが、
あのカメムシ臭はこのオオキンカメムシからはまったくにおいません。
私は見つけると指先の爪でツンツンと触るのですが、
寝ぼけているのか動くことも羽ばたくこともせず、葉の裏でじっとしています。
からだの色も緑色ではなく、赤色でなんだかテントウムシに見えてきます。
(もし見つけたら、やさしく触ってあげてくださいね)
なぜかオオキンカメムシはツバキの葉の裏を好むようで、
他の木ではあまり見かけることはできません。
ビジターセンターのスタッフの方に理由をお伺いしましたが、「わからない」のだそう。
カメムシは嫌煙されがちな存在ですが、色々な種類がいることや、
におわないカメムシが存在することを知ってちょっと身近な存在になりました。
宇久井半島のなかでももっとも集団越冬をしているのが駒ヶ崎灯台付近です。
ここから見える景色はとても美しく、
「カメムシがいるところに好い景色ありだな~」と思いながらいつも散歩をしています。
(越冬しにやってきているので単に暖かい日当たりのよい場所を
選んで集まっているだけだとは思いますが・・・)
休暇村南紀勝浦の身近な存在、オオキンカメムシ。
是非おさんぽ会で一緒に探してみませんか?
朝のおさんぽ会は7:00から毎日開催しております。
ご参加ご希望の方はフロントまでお集まりください♪
本日1月15日のお散歩会はわたくし岩永が担当いたします。
みなさんで宇久井半島を探検してみましょう!