最初の一滴~お醤油発祥の地・湯浅~
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スタッフ名:岩永
お醤油の最初の一滴は和歌山県湯浅町で
誕生したことをみなさんはご存知ですか?
和歌山県は「さんま寿司」や「なれ寿司」や味噌など長期保存ができる
食文化が根付いている地域です。
県の面積における山岳地帯の割合はなんと7割をこえ、
海や川で採れた海産物を山間部でも食べれるようにしたという背景があります。
また、源平合戦のあと命からがら逃れてきた平家の生き残りが
山間部に移住したともいわれておりその食文化は多彩です。
そのなかでもお味噌は和歌山県では独自の発展を
遂げた一つでもあります。
たとえば「柚べし(ゆべし)」と呼ばれる食べ物は秋ごろに収穫した柚子のなかに
味噌をつめ長期保存ができるようにした食べ物のひとつです。
また金山時味噌は具沢山のお味噌で、野菜をつけこんでいる食べる味噌です。
そんな味噌を作る過程でうまれたのがお醤油。
味噌を熟成させるときに水分がでてきますがこれがお醤油です。
むかしの人はこの水分が味噌を腐らせるものだとして捨てていましたが、
ためしに舐めてみると美味しかったことから活路を見出しました。
今回私が遊びに訪れたところは、湯浅醤油有限会社です。
工場見学や、お醤油の試食ができる施設がありまるでテーマパークのようでした。 みなさまも日本で最初の醤油の一滴がうまれた和歌山県湯浅町で是非歴史にふれてみませんか?
醤油や金山時味噌を試食できるコーナー。用途に合わせた醤油を選ぶのも楽しいです。私は燻し醤油というチーズにかけて食べる醤油を購入しました。
味噌を攪拌する体験ができます。(要予約)こちらは壁のデザインも可愛くて、思わず写真におさめたくなる「映えスポット」でした。