バブリーカクテルの代表格「シンガポール スリング」
バブリーカクテルの代表格「シンガポールスリング」を飲んだことがありますか?ドライジンとチェリー・リキュールをベースに、パイナップルジュースを加えて作る、キレイな赤い色の甘くて飲みやすいカクテルです。
私がそのカクテルを知ったのは、トム・クルーズ主演の『カクテル』という映画も流行り、バカラのデキャンタと、トロピカルなカクテル、そしてカフェバーという文化を創り出した時代です。
このシンガポールスリングは、1915年、シンガポールの「ラッフルズ・ホテル」のLONG BARで誕生しました。女性が人前でお酒を飲むことはエチケットに反するとされた時代、LONG BARで働くバーテンダーが、フルーツジュースのように見えるシンガポールスリングを生み出しました。
植民地時代の様式の宝物
Raffles Singaporeは、シンガポールのビジネス街や官庁街の中心に立地しているホテルです。イギリスの植民地時代のコロニアル様式の建物はその当時のまま完璧に保存されていて、古典的な建築は周辺にそびえる近代的な高層ビルとの美しいコントラストを見せています。
Raffles Singaporeの長い歴史のなかでは、「ジャングル・ブック」の著者であるラドヤード・キプリング、ハリウッド黄金時代 を代表する大女優エリザベス・テイラーなど作家や映画スターは皆、ここでインスピレーションと陽気な雰囲気を味わったことでしょう。
LONG BARで飲むSingapore Sling
歴史あるLONG BARは現在2階にあり、素朴な装飾は1920 年代のマラヤ時代の熱帯のプランテーションを彷彿するモチーフで、その中に有名なカウンターLONG BARが輝いています。美味しいカクテルとリラックスした雰囲気に合わせてゆっくのと飲むことができます。テーブルの上にセットしてあるピーナツはおかわり自由で、食べた後のピーナツの殻をバーから床に払い落とすことができます。おそらくシンガポールでポイ捨てが奨励されている唯一の場所です。
LONG BARの他にも、植民地時代の東インド会社が有する軍隊の制服を元にデザインされた、白いユニフォームとターバン(私物)のドアマンと、Raffles流のエレガントで心のこもったきめ細やかなサービスを提供するバトラーによる伝説的な歓迎は、世界中で有名です。