みなさんこんにちは。
暦の上では二十四節気の「夏至」、立夏からはじまった夏の中間点。
七十二候では、6月27日~7月1日頃は「菖蒲華(あやめはなさく)」、菖蒲の花が咲き始める頃とされ、7月2日からは「半夏生(はんげしょう)」、農作業が一段落し、無病息災と豊作を願い“タコ”を食べる(何を食べるかは地方により様々)など、夏らしいシーズンに入っていきます。
今回は、休暇村と登山・第3弾~甲信越編~です。
35か所ある休暇村の近くにはセットのように名山があります。 客室から山の雄姿を眺められる休暇村もあれば、連泊して休暇村を拠点に山へ出掛けたり、下山後に日帰り入浴で温泉を利用するパターンまで、なにかと縁が深いものです。
甲信越の山のご紹介は一発では語りつくせないので2回に分けてお届けします。
【妙高/妙高戸隠連山国立公園】火打山2,462m、妙高山2,454mをはじめ、近くには雨飾山、高妻山、黒姫山、戸隠山、八海山などなど、知名度の高い山がゴロゴロしています。
休暇村からは、燕温泉または笹ヶ峰から火打・妙高のピークを両方踏む方が多いのではないでしょうか。両山は焼山と合わせて頚城三山を形成し、妙高山は北信五岳に数えられています。
妙高山は、台形の溶岩ドームの存在感が独特で、高谷池ヒュッテあたりから見ても歯ごたえがありそうな山容が特徴的です。天気の良い日は確か日本海が見えるはず。
火打山は、妙高山の外輪カルデラにできた高層湿原を歩いていくと緩やかに山頂に達することができます。高層湿原に次々と現れる花々が目を楽しませてくれます。下山すれば、温泉と新潟のお米が待っています。日本海側・直江津まで出てしまえば、街中の回転すしが、ありえないレベルで美味しかったりもします。
【リトリート安曇野ホテル】北アルプス連峰を間近に眺める安曇野平野。中部山岳国立公園と、上信越高原国立公園挟まれ、リトリート安曇野ホテルを拠点に大糸線の各所から、北アルプスにアプローチするルートは、山登りをする人なら選り取り見取り!です。
雪潟のゼブラ模様が水田に映り込み、ワサビ田に清らかな沢水が流れ込む様子は、まさにリトリートな(=心安らぐ)日本の原風景のような気がします。
百名山なら信濃大町、白馬、南小谷方面から鹿島槍ヶ岳2,890m、五竜岳2,814m、白馬岳2,932mなど。二百名山なら燕岳2,763m、有明岳2,268m、大天井岳2,922m。特に、燕岳の登山口はリトリートからもほど近く、合戦小屋でスイカを食べて、燕山荘へ投宿してオーナーのアルプホルンに耳を傾け、石灰質の白い山肌にハイマツと時期によって、高山植物の女王・コマクサに出会えたりもします。表銀座ルート(燕岳~大天井~西岳~喜作新経由~槍ヶ岳)は日本でも有数の贅沢な山歩きができるコースです。
信濃大町~扇沢へ向かえば、黒部アルペンルート。黒四ダムの絶景を楽しむこともできます。是非、映画『黒部の太陽』を観て出掛けたいものです。
夏山は、冬から春を経て眠りから覚め、可憐な高山植物が開花し、瑞々しく美しい時期を迎えます。一方、雪が解けて石が浮いていり、シーズン当初は登山道が安定していないことがあります。また、昨今は、線状降水帯や豪雨災害など、自然の猛威も類を見ないほど爪痕を残していく場合もあります。熊の出没情報も多く、オーバーツーリズムや登山者のマナー・モラルも問題になりつつあります。
山へお出掛けの際は、決して無理をせず、余裕を持ち、万全の準備と安全な行動を心掛けましょう。
また、ルールを守って自己責任においてお出掛けください。