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旅行記

2025.09.23

【瀬戸内国際芸術祭2025】男木島・女木島・小豆島の島旅レポ

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スタッフ名:大籠

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瀬戸内国際芸術祭へ、夏の終わりに
8月下旬、お盆期間を外して少し混雑も和らいだ頃に、瀬戸内国際芸術祭へ行ってきました。訪れた島は「男木島」「女木島」「小豆島」。東京からアクセスすると少し遠いイメージがありますが、実際には電車とフェリーを乗り継いで快適に巡ることができました。
今回の旅では、島ごとのアートや自然、そして移動のちょっとしたコツなども体験できたので、その中でも私が特に目を引いた作品とともに様子をまとめてみます。
東京からのアクセスと移動ルート
旅の始まりは上野駅から。
今回は今年から仕様が変わった「青春18きっぷ」で在来線で高松駅へ。到着した高松港からは船で男木島・女木島へと渡りました。また帰りは小豆島から姫路港へフェリーで渡り、そこから新幹線で東京駅へ。
「何を見るか」「どこで泊まるか」にもよりますが、瀬戸内の島々は「行きは高松港経由、帰りは姫路経由」というルートにすると効率的に巡れることがわかりました。

東京 → 高松(在来線)
高松港 → 男木島・女木島(フェリー)
小豆島 → 姫路港(フェリー)
姫路 → 東京(新幹線)

※今回は2025年度から新しくなった青春18きっぷを使っていくことを目的としていたため、「東京→高松」の移動は効率が悪いのを承知で在来線で行きました。一般的には飛行機や新幹線で向かう方が時間は短縮できます。

移動そのものも旅の一部。特にフェリーから眺める瀬戸内の穏やかな海は、鉄道では味わえない特別な景色でした。
本題ではないですが、上野からの乗り継ぎを簡単に紹介ーーー
在来線でまずは熱海へ。
そして豊橋へ向かいます。
夕方に上野を出発したので豊橋で一泊します。
早朝から豊橋を出て米原→姫路→相生→岡山を経て高松へ向かいます。時間はかかるものの、乗り換えのタイミング次第では駅弁やご当地土産を買うこともできるのが在来線の魅力です。
男木島 ― 猫とアートの島
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最初に訪れたのは男木島。
男木島は高松港から女木島経由の便で乗り継ぎなしで向かうことが出来ます。

細い路地が入り組んだ集落は、どこか懐かしい日本の原風景を感じさせます。そしてこの島は「猫の島」としても知られ、アート作品と猫たちの姿が同居するユニークな雰囲気が魅力。
芸術祭の展示作品は、路地や空き家を活用したものが多く、歩いて発見する楽しみがあります。坂道を上ると海を一望できる景色が広がり、思わず深呼吸したくなる場所でした。
島内には猫たちがいっぱい!どの子たちも人懐っこく、近寄ると愛くるしい声で顔を脚に摺り寄せてくれます。どの子も穏やかに過ごしているようでした。
島内は坂道が多く、また道も狭いため徒歩での移動がメインになります。
ところどころにのんびりしている猫たちに、自分も猫になったようなのどかさを感じます。
歩く方舟
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島のメイン展示のうちの一つ、「歩く方舟」。
足が山のような物体から、にょきにょき生えている面白い作品です。
海に向かう作品は、どこへ目指しているのでしょうか。
 
部屋の中の部屋
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部屋が90度回転したような部屋「部屋の中の部屋」。
漫画のシーンを思い出します。
ずっといると、自分がどの位置にいるか分からず、錯覚するようでした。
ドリームランド
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飲み物も提供しているCafeも併設している「ドリームランド」。
中は様々な展示がされており、男木島の未来の年表を記載している展示が特に私は面白かったです。
中の作品はあまりにネタバレになってしまうので訪れた際にはお楽しみください。
タコツボル
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島の入り口にある「タコツボル」
タコ漁に使うタコ壺を遊具として作品にしたようです。
大人も子供も楽しむことがでできます。
出港の際には島民の方が温かくお見送りをしてくださいます。
「また来たい!」と思わせる暖かさがあります。
女木島 ― 鬼ヶ島伝説と洞窟アート
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次に訪れたのは女木島。こちらは「鬼ヶ島伝説」で有名な島で、実際に「鬼ヶ島大洞窟」という観光スポットもあります。洞窟内では芸術祭のインスタレーション作品が展示され、神秘的な空間にアートが溶け込んでいました。
女木島は高松港から比較的近いためアクセスが良く、半日でも十分楽しめます。海辺のカフェでひと休みしながら、島時間を満喫するのもおすすめです。

ちなみに私はフェリー待合と食堂も兼ねた「鬼ヶ島おにの館」で電動レンタサイクルを借りて島内の展示を周りました。
島内の展示と合わせていきたい鬼ヶ島の洞窟。歩いても電動レンタサイクルでも行くことはできますが、「鬼ヶ島おにの館」からシャトルバスで行くこで楽に行くことができます。
地元の中学生の作品や鬼ヶ島伝説の展示があります。奥には野生のコウモリがいたのにはびっくりしました。
小さなお店プロジェクト
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島内の港から近くにある「小さなお店プロジェクト」
不思議な形をした卓球台「ピンポン・シー NEW!」や室内のブランコ「ヨガ教室ー瞑想するブランコ 転がる景色-」、洗濯物が回転する映像が流れる「ランドリー」など複数の展示を見ることが出来ます。
卓球台など実際に楽しむこともできるため、お子様連れでも楽しみやすい場所です。
女根
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休校中の小学校にある作品「女根」
宇宙にありそうな作品を感じます。「もし月面に作品があったら。」と想像してしまいました。
段々の風
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以前に段々畑だった場所にある作品「段々の風」
作品と合わせて臨む瀬戸内海と町並みからは、時間のゆっくりとした流れを感じさせられます。
小豆島 ― 自然とアートが共鳴する大きな舞台
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旅の最後は小豆島。男木島や女木島に比べると規模が大きく、1日では回りきれないほど多くの作品が点在しています。私はレンタカーを借りたものの、1/3も見ることができませんでした。
オリーブの木々や美しい海岸線を背景にした作品は、島そのものが舞台装置のよう。特に潮の満ち引きから生まれる「エンジェルロード」は是非見ておきたいところ。
アート鑑賞の合間にオリーブ牛やオリーブソフトクリームなど地元グルメを楽しめるのも小豆島ならではの魅力です。化粧品や調味料などオリーブのお土産も充実しているため、心なしか女性のお客様も多い印象でした。
ヒトクサヤドカリ
海からやってきたかのような大きなヤドカリ「ヒトクサヤドカリ」
殻ではなく家を背負っており、見た瞬間にインパクトがあります。
ダイダラウルトラボウ
瀬戸内海の各所で集められた素材で作られた巨人「ダイダラウルトラボウ」
大きな作品からは怖さと穏やかさを感じました。
抱擁
大きな作品「抱擁」
作品のなかであおむけで天井をみながら自然の声を聞いていると日常を忘れることが出来ます。
どこか大きな森の家をや大きな動物の巣を連想させます。里山の中にある作品は中に入っても外から見ても楽しめます。
はじまりの刻
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前回の瀬戸内国際芸術祭でも展示があった「はじまりの刻」
複数のピースで作品が作られているようです。ピースの隙間からは植物が生えていて、誕生から成長、死んでいくことまでを表現しているようです。
瀬戸内国際芸術祭に行った感想として
瀬戸内国際芸術祭は、ただ作品を観るだけでなく「島を巡る体験」そのものが芸術祭の一部になっています。フェリーに揺られて島に渡るワクワク感、地元の人とのちょっとした会話、自然とアートが調和する瞬間。
大都市の美術館では味わえない「土地と時間ごと楽しむアート」がここにはあります。今回訪れた男木島・女木島・小豆島は、それぞれ違った表情を持ちながらも、瀬戸内の穏やかな雰囲気に包まれていました。特に印象に残ったのは、島そのものの魅力。
暑さ対策や移動時間の調整は必要ですが、それ以上に「行ってよかった」と心から思える体験でした。次回は別の島も巡ってみたいと思います。

前回訪れた秘境の島「青ヶ島」のトラベルマガジンはこちら

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