一生に一度はお伊勢参りを
江戸時代の人々にとって「お伊勢参り」は人生最大のイベントだったそうです。数カ月の旅になることから、一生に一度の思いで参拝していたと言われています。が、今は「令和」です。昭和・平成の時代にはなかったGoogleマップを片手に、方向音痴な私でも迷うことなく、東京からでも1泊2日、頑張れば日帰りで「お伊勢参り」ができちゃいます。文明の利器に感謝しつつ、初めてのお伊勢参りに行ってまいりました。
お伊勢参りは二見から
古くから伊勢神宮に参拝する人は、二見浦で身を清めてから参拝していたと言われていたということなので、初めてのお伊勢参りは、ここ「二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)」からスタートです。
「禊橋」を渡り、海沿いの参道を歩いていきます。
力強い潮風と波しぶきで禊を受けた気分になります。
海の中に大小二つの岩が寄り添っているのが見えてきました。この「夫婦岩」、海中にある御神体「興玉神石」を拝むための天然の鳥居の役割があるとのこと。こちらの「日の出遥拝所」からは、夫婦岩越しに朝日が昇る様子を見ることができ、特に夏至の時期には、夫婦岩のちょうど真ん中から朝日が昇る絶景が見られるそうです。
体力的に富士山の御来光を見に行く自信はありませんが、ここなら天気の良い日に早起きさえすれば見られそうです。いつの日かこの目で実際に見てみたいと思います。
こちらの手水舎では水をかけると願いが叶うと言われている「満願蛙」が迎えてくれます。境内のあちこちにカエルの置物がたくさんあるのですが、これはカエルが猿田彦大神の使いとされていて、参拝してご利益を受けた人々が次々に奉納したとのことです。色々なカエルを見ているだけでも楽しいです!
「無事にかえる」との願いも込められているそう。
ダジャレはいつの時代からあったのだろうかと思いつつ、カエルたちに見送られながら、神社を後にします。
二見興玉神社
禊を終え、身も心もスッキリ! いざ伊勢神宮へ
外宮(げくう)から内宮(ないくう)へ参拝するのが正式なお参り方法なのですが、今回は時間がなく、内宮のみの参拝となりました。とは言っても後述の通り、伊勢うどんを食べる時間はあったので、ここは反省点です。次回への宿題とします。
ガイドブックやテレビなどではよく見る伊勢神宮の風景ですが、実際に自分の足で宇治橋を渡り、自分の目で五十鈴川を眺めているだけで、その空気感に身が引き締まります。御手洗場で手を清め、参道を進んでいくと、さらに神聖な気持ちになります。正宮(しょうぐう)では、御簾が風になびく瞬間にも出会えました。週末とういうことで混雑していて、様々な外国語が飛び交う中での参拝でしたが、感動的な一生の思い出となりました。
通常は朝5時から参拝できるとのことなので、次に来るときは、平日早朝の静寂な雰囲気での参拝を心に誓います。
私が参拝したこの日は、神馬(しんめ)「草新号」がいました。いつでも会える訳ではなく、出会えたらラッキーとのことなので、ちょっと幸せな気分になりながら、初めてのお伊勢参りを終えたのでした。
伊勢神宮
こちらが本当の目的? ~ おかげ横丁 ~
お伊勢参りに来たからには、やっぱり「伊勢うどん」は外せません。行列に並ぶのは好きではありませんが、せっかくなので並ぶことにしました。ざっと見で20人ほど並んでいましたが、お店の方も慣れたもので、提供も回転も速いです。まったくコシのないモチモチ食感を一気に頬張り、お店を後に。食後のデザートは季節限定「赤福ぜんざい」です。焼きたてのお餅が香ばしく、添えられた塩昆布が絶妙なバランスで、とっても美味しかったです。「限定」という言葉に弱いそこのあなた!まだ間に合います!4月中旬まで提供されているそうなので、ぜひ足を運んでみてくださいね。
おはらい町やおかげ横丁には、まだまだ魅力的な食べ物がたくさんありました。色々食べ歩きをするつもりでしたが、うどんとお餅を先に食べてしまった私は、これ以上はお腹がいっぱいで食べられません。食べる順番も大事だと勉強になりました。おみやげに購入した日本酒と梅酒を両手に抱え、後ろ髪をひかれながらこの日の宿泊先へと向かいました。
おかげ横丁
ちょっと足を延ばして「横山展望台」へ
翌朝、ホテルの部屋から外を見ると、土砂降りの雨です。自他ともに認める雨女の私には、予想の範囲内でした。雨雲レーダーとにらめっこしながら、目的地である「横山展望台」へと向かいます。
幸いにも雨は上がったので、展望台近くにも駐車場はありましたが、日ごろの運動不足解消のため、下の駐車場から歩くことにしました。スイスイと上がっていく車を横目に後悔すること約15分。やっとたどり着いた展望台では、英虞湾の絶景が目の前に広がります。雨上がりの済んだ空気の中、ただボーっと眺めていると、先ほどの疲れも時間も忘れ、心がどんどん洗われていきます。カフェテラスもあって、のんびりできます。晴れた日はもっと素敵だと思います。知らなかった方、行ったことのない方は、是非訪れてみてください。「一生に一度は見たい景色」としてオススメです!
麓にあるビジターセンターでは、伊勢志摩国立公園についての展示をしているのですが、こちらの売店では、本真珠をお手頃価格で販売していました。「せっかく伊勢に来たのなら真珠のひとつでも」と思い立ち寄った別のお店では、あまりにも高価すぎて手が出せませんでしたが、ここはゼロが二つ違います。真珠はひとつひとつ色も輝きも違う一点もの。まさに一期一会の旅の思い出にピッタリ!ということで、自分へのおみやげを購入です。往復30分頑張って歩いたご褒美です。誕生石でもある真珠を手に入れた私は、ウキウキで伊勢の地に別れを告げ、帰路につくのでした。
横山展望台・横山ビジターセンター
久しぶりの旅行で感じたこと
ペットを飼っていると旅行に行かなくなる方も多いと思います。私もそんなひとりで、出発の朝の愛犬の恨めしそうな視線には心が痛みましたが、それでも心を鬼にして出掛けた先では、言葉にできないほどの感動を味わうことができました。
これからも、たまには思い切って旅に出て、実際に自分の目で見て感じて、「心のリセット」をすることが大切だと感じました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
▽最寄りの休暇村は
休暇村 伊良湖
休暇村 南紀勝浦