15年振りに気仙沼へ
15年振りに気仙沼へ行ってきました。まずは大島へ渡ります。当時はフェリーしかなかったのですが、6年前に本土と島を結ぶ鶴亀大橋が完成したので、車があればあっという間に島へ上陸可能です。
「フェリーのほうが風情があったなぁ」
「かっぱえびせんをカモメにあげるのも楽しかったし・・・」
そんな想いもありますが、それは旅人(よそ者)が勝手に感じていること。島の方々にとって、架橋は長年の悲願であったと聞きます。通学や通勤を始め、買い物や通院など、生活するには橋が架かっていた方が圧倒的に便利。
橋は架かりましたが、大好きな田中浜は変わらず美しいまま。35年前に初めてここに立った時の記憶が瞬時に蘇りました。
さて、気仙沼と言えば・・・
でしたっけ?
遠洋漁業の基地として名高い気仙沼。大島から本土に戻って港周辺をウロウロすれば、様々な規模、様々な形の漁船が係留されています。
そして、港に隣接する「お魚いちば」には、気仙沼で水揚げされた鮮魚を始め、様々な加工品やお土産が盛りだくさん。
見たことない系や珍味系、何だかワクワクします。
が、気仙沼といえば忘れてはならないのは・・・・
カツオです
日本各地で「カツオの街」と呼ばれる地域はいくつかありますが、生鮮かつおが日本で一番水揚げされているのが気仙沼。 気仙沼はカツオの回遊する良好な漁場が沖にあり、カツオを新鮮な状態で水揚げできる場所に位置しています。
2025年は不良だったカツオ。一転、今年は豊漁で、5月末からの約1か月で昨年1年間の水揚げ量を上回ったんだそう。
ちなみに・・・
気仙沼湾の最奥、浮御堂にいらっしゃる恵比寿様。立ち恵比寿という珍しいい姿であると同時に、釣りあげて抱えているのは何とカツオ! 一般的に恵比寿が抱えているのは鯛ですよね。
お魚いちばで販売されていたカツオは1本2,800円。切り身や柵は売り切れておりました。残念ながら旅人には買えません。今すぐ食べたいし。という事で・・・
「風待ち広場」へ移動します
お魚いちばから歩いて5分。
遊覧船乗り場の西側に広がる「風待ち(かざまち)広場」は、街中のリビングスペースとして2025年4月に整備されました。飲食店を中心に複数の店舗が並んでおり、その一画にある「生鮮館 やまひろ」さんへ
魚屋さんが運営している、風待ち広場の「やまひろ」さん。新鮮さが売りであることは言うに及ばず。魚の種類が多い。売切れたら(多分)魚屋さんから追加になる。自家製のお惣菜も魅力的。少ない単位(量)で販売している、などなどなど。旅行者だけでなく、地元のお客様も大切にしているんだろうなぁ。
何といっても、購入した商品を店舗内で食べることができるのが嬉しいじゃないですか。醤油やお茶も用意されているんです。嬉しすぎる~
そして悩みに悩んだ結果・・・
お腹の都合で「カツオのハラスと骨の塩焼き」は断念。安いですよねえ。食べておけばよかった。
いっただっきま~す
カツオの漁期は5月~10月。
5月下旬~6月上旬に水揚げされる「初がつお」は脂身よりも赤身が多く、さっぱりとした味わい。そして9~10月の「戻りがつお」は、三陸沖の豊かな海中のエサを食べ、脂をたくわえた濃厚でこってりした味わいが特徴です。
その中間期(まさに今)、6月下旬~8月末は、漁が最盛期を迎えるメインシーズン。「夏がつお」とか「上がりがつお」と呼ばれ、身質のモチモチ感をお楽しみいただけます。
四国出身のワタクシ。かつおといえばタタキのイメージが強く、生で食べることはあまりありませんでした。近所(埼玉)のスーパーでも、たたきが売られている事が圧倒的に多い。
しかし、気仙沼でかつおといえば圧倒的に「生」。新鮮なかつおが水揚げされているので、当然といえば当然です。
そして美味しかった。本当に美味しかったです。食べても食べてもまだ食べられる。生の魚の繊細な美味しさを感じる口福な時間。カツオに対する認識の大部分が刷新され、目からうろこが落ちまくりました。
エピローグ
風待ち広場からJR気仙沼駅へ歩いていると・・・
気仙沼の皆さんにも愛されている「かつお刺し」 素敵です!