こちらの真っ赤なハイビスカスが咲いていたのは11月中旬の房総半島です。日本全国が紅葉や初雪のシーズンを迎える中でトロピカルな雰囲気全開の房総半島。さすがでした。
房総半島という名前には
どんな意味があるのか由来をご存じでしょうか。(読むと歴史が苦手な方でも1分でわかります!)
房総半島の位置する現在の千葉県は今から約1300年前、安房国(あわのくに)、下総国(しもうさのくに)、上総国(かずさのくに)という3つの国によって構成されていました。当時、総国を南北へ二分し、古都・京都に近い南側エリアを『上総国』、北側エリアを『下総国』と名付けました。安房国については阿波国(あわのくに/現在の徳島県)から移住してきた豪族によって名付けられたとされています。千葉県と徳島県の離れた地にありながらも同じ名前を持つ地名。車や飛行機がない時代に600km以上も離れた地で同じ名前の町が存在し今も名残があるのはなんだかロマンチックです。話が少々それましたが、以上のことから安房国の”房”と総国の”総”を取って合わせられたのが現在の房総半島だったのです。ちなみに『総国』には”麻がよく育つ土地”という意味があるそうですよ。
そんな房総半島の南側エリアは『南房総国定公園』に指定されていますが、穏やかな内湾の風景、それとは対照的な荒波が豪快な外湾、といった多様な海岸風景が楽しめるだけではなく、漁港やビーチも多いので年間を通じてサーファーや釣り人、ビーチでジョギングを楽しむ人々の姿もよく見受けられます。幼少期から内陸育ちだった自分にとって海辺での生活は憧れの一つでもあったので、買い出しの帰りにスーパーの袋を持ちながら地元民気取りで北条海岸の夕陽を眺めながら海岸沿いを歩いた日は今でもいい思い出です。オレンジ色に染まる海がとても印象的でした。
海と山どちらも楽しめる、これぞ館山
数年前、館山に住んでいた頃から好きだったこの穏やかな鏡ケ浦の景色。波が穏やかで海面が鏡のように反射することから鏡ケ浦と呼ばれています。気温が低くなるこれからの季節は海水温が下がり水蒸気が発生しにくくなるので、海の向こう側に富士山がくっきり見えるようになります。(写真は休暇村館山から撮影しました)
ソファに腰かけたまま海が見渡せるロビー
こちらは同じ日に同じ位置から撮った写真です。ホテルへチェックインした頃には青い海と青い空が広がっていましたが1時間後にはすっかりピンク色の海と空に変わっていました。
真冬でもアクティブに過ごせる館山
海洋性気候のため一年中穏やかで過ごしやすい場所であり、それ故に保水力があるので真冬でも東京に比べて湿度が高く乾燥が気にならないのが館山のいいところです。真冬でも過ごしやすいのでもちろん窓を全開にして、なんならオープンカーでドライブもいいですが、ウォーキングやサイクリングで房総半島の大自然を肌で感じてみることをおすすめします。海を眺めながら海岸線沿いをひたすら歩いてみるとドライブでは見落としがちな自然の美しさにもよく気付けます。そんな時に便利なのがこちらのマップです。ぜひ出発前にダウンロードしてみてください。
観光マップ 館山市観光協会
実はお寿司屋さんの激戦区だった館山
私が館山に住んでいた頃に感じていたのがお寿司屋さんの多さです。寿司屋、寿司屋、コンビニ、寿司屋、寿司屋、コンビニ、という感じで市内を歩いていてもコンビニよりお寿司屋さんのほうが身近な存在で、気軽に新鮮なお魚を食べられる環境は恵まれているなぁと感じました。太平洋と東京湾に囲まれた房総半島は暖流と寒流が混じり合うためプランクトンが豊富でお魚もたくさん集まってきます。館山は海の幸の宝庫なので東京ではなかなかお目にかかれないお魚にも出会うことができます。私も住んでいた当時からこの辺りでは地魚と呼ばれている竹麦魚(ホウボウ)、眼仁奈(メジナ)、伊佐木(いさき)を生で食べることができました。ちなみにお三方のルックスが気になる方は以下をご覧ください。
関西ではグレ、九州ではクロ、日本各地で愛称付けられがちのメジナさん
幼魚の頃は身体の縞模様からウリ坊と呼ばれるイサキさん
お寿司、海鮮丼、炙り海鮮丼、浜焼き、どんなスタイルでも!
お寿司の後にはぜひティータイムもお過ごしください
新鮮でおいしいお寿司も食べて頂きたいのですが館山に来たからにはよりみちして頂きたいとっておきの老舗カフェと最新カフェがあるのでそちらをご紹介します。
1か所目は私もたびたび通っていた『珈琲館サルビア本店』です。館山駅東口にあります。こちらのお店は1971年創業でもともとは洋食屋さんとして営業をしていました。そこから食後のコーヒーにも本格的にこだわり始めて焙煎機を導入し、今では平日でも席がいっぱいになるほど大人気のカフェとなりました。木の温かみが感じられる店内には全国の窯元から取り寄せたコーヒーカップが数百点展示されていたり、店内随所にはステンドグラスが施されているので差し込む色鮮やかな光にうっとり見惚れてしまいます。店内が暖色照明なのもまた落ち着く空間である理由のひとつかもしれません。レトロ感がたまりませんでした。お店の方も気さくにコーヒーのことを教えてくれるのでひとりで行くのであればカウンター席が楽しいです。
2か所目はピーナッツチョコレート専門店『Plonger(プロンジェ)』です。館山駅西口にあります。あれ?こんなモダンで素敵なお店あったのかなと思っていたら実はこちらのお店は今年2020年5月にオープンしたばかりだったそうです。しかもピーナッツチョコレートの専門店は日本初!写真のブルーのお皿に乗ったパフェは『オリゾン・ド・タテヤマ』というチョコレートパフェで、エクレアで館山の水平線を表現しています。エクレアを先に頂いた後に付属のオリジナル柑橘ソースでチョコレートの蓋を溶かしてパフェを頂きます。他にもカフェに併設されたお店ではお土産も購入できます。千葉県産ピーナッツをキャラメリゼしてからチョコレートで周りをコーティングした"プロンジェチョコレート"がこちらの看板商品です。洗練されたデザインボックスに入ったピーナッツチョコレートは軽くて常温での持ち運びができるので館山のおみやげにも喜ばれます。
ピーナッツチョコレート専門店Plonger(プロンジェ)
館山駅西口
珈琲館サルビア本店
Plonger
東京から車で2時間サクッと気軽に来られるリゾート地、房総半島(館山)はいかがでしたでしょうか。たとえ1泊2日が難しくても思い立った日にサクッと楽しめますのでこの冬はぜひ、寒さしらずの南国リゾートへ遊びに行ってみてください。
それではみなさま引き続き良い旅を。アロハ~
【引用先リスト】
https://zukan.com/fish/internal394(参考写真ホウボウ)
https://www.honda.co.jp/fishing/picture-book/mejina/(参考写真メジナ)
https://taberugo.net/2713(参考写真イサキ)