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2017.10.05

三島由紀夫の来た夏

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スタッフ名:矢津田

下田の書店で「三島由紀夫の来た夏」という本を見つけました。

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下田の観光スポットとして人気のペリーロードも近い菓子店で、「三島由紀夫が愛したなつかしの味…」というマドレーヌを買うことが出来ます。この本は、このマドレーヌを製造販売している日新堂に生ま育った作者が、少女の頃、下田の街で出会った三島由紀夫、思い出と思いが書かれています。

本には三島由紀夫が通っていたレストランや磯料理店も紹介されており、今も営業している店もあります。次の休みはあの店へ行ってみようと思ったりもしています。この本も三島由紀夫が通っていたという書店で見つけました。

この本を読むと、市ヶ谷駐屯地での映像とは異なる三島由紀夫、下田の街を普通に歩く、きさくな三島由紀夫を知ることが出来、そのような三島由紀夫と下田の街が頭に浮かんで来ます。そして、下田の街がより魅力的な街に感じるようになりました。

本に紹介されている三島由紀夫の言葉から

三島由紀夫は最後の年まで、家族と下田の夏を楽しんでいたようです。最後の夏には、他のお客さんにもマドレーヌを宣伝したり、「世界に誇れる味だから同じ味を守って下さい」という言葉も残したようです。

自決の日は昭和45年の11月でしたが、昭和45年の夏、最後に日新堂に来た時の言葉も紹介されていました。「僕はこれからとても忙しくなるので来年は来られません。でも家族はここに来ますからその時はよろしくね。どうぞお体を大切に。お元気で」

日新堂

amazonでは一部読むことも出来ます。

三島由紀夫が通っていた「ヒミツの浜辺」

本の表紙の写真に写っている浜辺は亜相浜(あじょうはま)のようです。私にとっては自宅の近くにある身近なビーチですが、ガイドブックにも掲載されておらず、グーグルマップで検索しても見つけられないと思います。休暇村でもこのビーチの名前を知っているスタッフは少ないと思います。

外国人にも人気の吉佐美大浜からトンネルを挟んで隣にあるビーチです。綺麗なビーチですが、駐車場はなく、海水浴シーズンもライブセイバーはいません。そのため夏も賑わうことのないビーチです。波に隠れたギザギザの岩もあるので、海に入るには注意が必要です。
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「月澹荘奇譚(げったんそうきたん)」の舞台

下田を描いた短編「月澹荘奇譚」の舞台になった「赤根島(小説では茜島)」に行って来きました。三島由紀夫が下田滞在中に散歩をした「和歌の浦遊歩道」の先にある島です。小説の中での表現と、表現されたと思われる風景の写真です。
「その先には岸壁を穿った洞門がある。これをくぐると道は絶えて、岩場の上をかすか足がかりが伝わり、海燕がさえずり飛ぶ島の先端へ出た。そこは直ちに太平洋に面している。」
「私は次に目を足下へ移した。そこには赤い粗い岩の間に小川ほどの水路があり、私の居場所と先端の荒磯とを隔てている。それが右も左も低い洞窟で海に通じているので、その水路は波の去来によってたえず動揺している」
和歌の浦遊歩道から見える赤根島
和歌の浦遊歩道。三島由紀夫が滞在したホテルにも近い。
赤根島から見た三島由紀夫が滞在していた下田東急ホテル
三島由紀夫が髪を切った床屋さん。(小説とは関係ありません。日新堂とペリーロードの間にあります。)

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