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2017.11.25

了仙寺 ~下田の歴史を訪れて~

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スタッフ名:江森

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 下田の町には、歴史あるお寺がいくつもありますが、玉泉寺とともに開国日本を語る上で欠かすことの出来ないお寺が法順山了仙寺です。
 了仙寺は、下田において最も名前が知られたお寺となっており、日本の開国の歴史を知る上でも、数々の歴史的資産が眠る、とても重要なお寺となっています。

 
 了仙寺は、下田港を挟んで、玉泉寺とは対極的な位置にあたる下田の市街地近くにあります。
日蓮宗のお寺であるこの了仙寺の創建は、江戸寛永年間の1635年で、三代将軍徳川家光公の命を受け、老齢の父に代わり下田奉行の職を代行していた今村正長により建てられました。
 創建以後の200余年、その名が歴史の表舞台に登場したのは、1854年3月に締結された日米和親条約の付加条約として結ばれた、下田条約の交渉・締結の場としてです。
 この交渉にあたって下田に来航したのが、ペリー率いる黒船艦隊で、現在のペリー艦隊来航記念碑が建てられている、下田公園下の鼻黒の地より上陸し、一路交渉の場となっていた、この了仙寺へとやってきました。
 この時、ペリー一行が進んだ道が、現在のペリーロードです。
 ペリー一行は、兵士と軍楽隊を率いて行進し、了仙寺へと向ったとされています。また了仙寺の境内においては、大砲や軍楽隊による軍事パレード的な閲兵式を行うとともに、戦闘訓練も披露したとの記録が残されています。

 
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 了仙寺の境内には、下田の町の異文化交流に関する様々な史料や、ペリーと黒船のコレクションを誇る了仙寺宝物館があります。
 この宝物館の館内には、国内外で収集された3000点を超える所蔵品があり、それらの原本が、2~3ヶ月ごとに入れ替わり展示されています。
中でも黒船来航絵巻・黒船来航絵図・ペリー来航かわら版など、黒船の巻物だけでも17巻所有しており、ペリーや黒船に関しては、日本最大のコレクションとなっています。
 そんな宝物館の館内では、了仙寺関連文書をはじめ、幕末における異文化交流に関する史料や宝物展示のほか、いくつかの映像展示も行われており、開国の歴史や絵画の解説がわかりやすくされています。大人はもちろんお子さんでも楽しく学べるようになっています。
 
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 そんな了仙寺の境内には、もうひとつ面白いものがあります。
 それが、洞窟古墳である、了仙寺横穴遺跡です。
 今から1300年以上前の古墳時代のものと思われる了仙寺横穴遺跡は、伊豆半島南部の古代のお墓のあり方を示す貴重な遺跡となっています。
 了仙寺横穴遺跡からは、人骨と共に装飾品である勾玉や水晶の切子玉、金銅製の腕輪・耳飾りなどの装身具、素焼の土器である土師器や、窯で焼いた陶質土器の須恵器などの副葬品が見つかっています。
 
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*基本情報*
 ☆了仙寺宝物館
  ◆入場料
   大人:500円
   小人:150円

 
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