熱海の三大別荘!? 『起雲閣』
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スタッフ名:江柄
熱海市の文化財『起雲閣』(きうんかく)
起雲閣は、静岡県熱海市にある近代建築の名建築です。
1919(大正8年)に実業家の根津嘉一郎や内田信也の別荘として作られ、1947(昭和22年)に旅館として生まれ変わりました。
その後、熱海を代表する宿として数多く宿泊客を迎え、日本を代表する文豪たちにも愛されてきました。
その後2000年(平成12年)からは、熱海市の所有となりました。
熱海市の歴史的・文化的遺産・観光の拠点として多観光施設として公開されています。
そして、2012年(平成24年)には、開館以来の入館者数が、なんと100万人を突破しているそうです。
洋館「玉姫」(たまひめ)
和館と洋館があり、それぞれに異なる建築様式や装飾が見られます。
洋館「玉渓」(ぎょくけい)
正面中央にある暖炉は、ヨーロッパのデザインを基本にしていますが、
日本の建築様式も用いられて作られており、独特な空間になっています。
ローマ風浴室
1989年の改築の際、多くの部分で現代の材料で作り変えられましたが、
ステンドグラスの窓やテラコッタ製の湯出口などは、建築当時の物です。
昔ながらのガラスを様々な窓に使用しているため、歴史を感じます。
庭園
起雲閣の庭園は、池泉回遊式庭園(ちせんかいゆうしきていえん)とよばれており、
眺望や散策を楽しむことができる庭園となっています。
また、眺望について特に力を入れており、敷地内の各建物、各部屋それぞれの場所から眺めたとき、どこから眺めても快適な庭となるように設計されています。
庭園も素晴らしく、池泉回遊式で眺望や散策を楽しむことができます。
近くに行った際には、寄ってみてはいかがでしょうか。
起雲閣の見どころ