河津桜の原木を求めて【開花状況】
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スタッフ名:佐藤
温暖な気候の伊豆では、今年も一足早く「河津桜」が南伊豆のみならず、様々な場所で見頃をむかえています!
先日、「河津桜の原木」があるとされる河津町へ行ってきました。
「河津桜の原木」は、河津町田中の飯田氏宅(個人宅)の庭にあります。
河津桜原木について
河津町田中の飯田勝美氏が1955年頃、河津川沿いで芽咲いているさくらの苗を偶然見つけ、庭先に植えたのが河津桜原木です。
約10年後の昭和41年1月、ようやく花が咲き始め、勝美氏はそれを見届け永眠されました。
当初、発見者の飯田氏の屋号から「小峰桜」と地元で言われてましたが、その後の調査で新種と判明、河津町に原木があることから、1974年に「カワヅザクラ(河津桜)」と命名されました。
1975年には河津町の木に指定されました。
偶然発見されたこの1本から河津桜は町全体に広がり、今では全国各地に植樹されていることを考えると、この場所がとても貴重な場所であると感じました。
現在の満開予想は2月18日。
現在「河津桜まつり」が開催されている河津駅すぐ近くの川沿いでは、場所によってはほぼ満開を迎えている木も見られます。
河津川沿い約4kmに約850本もの桜が咲いています。
河津桜のシーズンに、ぜひ原木を見に行かれてみてはいかがでしょうか。
河津桜原木へのアクセス
河津駅から河津桜原木までは約1.2km、徒歩で15分程度です。
河津駅北口を出たらあとは目の前の踊子花街道を北(海とは逆方向)へ直進して行きます。
※個人宅のため駐車場はございません。