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2024.10.26

伊豆半島に伝わる昔話し「富士三姉妹」

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スタッフ名:二宮

さて問題です。ご当地の富士は全国にいくつあるでしょうか?

皆さまお住まいの近くにも「〇〇富士」と呼ばれる山があると思います。
郷土富士  または  ふるさと富士  といいます。
全国に富士と名のつく山は300以上あるそうです。
休暇村南伊豆の近くにある郷土富士は下田富士です。
標高は約200メートル、おにぎりのような三角形のかわいい山です。
実は、この下田富士と日本一高い富士山は姉妹なんだそうです。

伊豆半島に伝わる昔話し

下田富士が長女、富士山(駿河富士)が次女、八丈島にある八丈富士が三女。
長女の下田富士は面倒見がよく、雨が降れば妹の駿河富士にかさ雲をかけてやり、
風が吹けば長い雲の手を伸ばして覆ってあげました。
やがて月日がたつにつれて駿河富士はどんどん美しくなりました。
長い裾を優雅に広げ、朝日夕日に輝き、頬は紅色に染まり、その艶やかさには誰もかないません。
それにひきかえ姉の下田富士は、丸く腫れたボタモチのような顔で、
娘ごころにはそれがたまらない悲しみになって、だんだん妹と顔を会わさなくなりました。
そして、とうとう伊豆と駿河の間に大きな屏風を立てて、
妹がのぞいても見えないようにしてしまいました。
その屏風が天城山です。

妹の駿河富士は悲しそうに、「お姉様、伊豆のお姉様、お顔を見せてください」と、
つまさき立って背伸びをしました。
そのため、駿河富士はどんどん背が高くなり、とうとう日本一の高さになりました。
姉の下田富士は、妹に見られないように体を縮め、更に小さくなってしまったそうです。

遠い海上にある八丈富士は、二人の姉たちが仲良くなるように涙を流しながら祈り続けました。

ちょっと切ない話しですが、昔の人の豊かな想像力に驚かされます

下田市から通ってくるスタッフはこの話しをよく知っていました

昔話し「下田三姉妹」の登場人物

下田富士 妹おもいの優しい長女。お年頃になり妹の容姿と比べ自信を失い、陰キャに…
駿河富士 お姉ちゃんが大好きな次女。年を重ねるごとに美しく成長。長女の心がわりの意味がわからず戸惑う。
八丈富士 二人の姉たちを心配する三女。遠くで暮らしているため祈ることしかできない。
天城山 今の標高は1406メートルだが、昔は2000メートル以上あったらしい。屏風に最適!

実際の写真がコレです

下田富士
 別名で本郷富士とも呼ばれる。下田市の中心街を抱くように鎮座する。まさに下田のシンボル。
下田富士の山頂付近にある岩。
火山活動でできた板状節理が現れた登山道。マグマが固まり大きな一枚岩となっている。
駿河富士(富士山)
 いわずと知れた日本一の山。四季を通じて私たちに美しい姿を見せてくれる。
八丈富士
 伊豆諸島で最も高い山。標高は854メートル。山頂のお鉢巡りができる。
三姉妹 いずれも美しい姿ですね。
思春期ゆえの悩みか、下田姉さんはちょっと気にしすぎですよね。

下田富士をジオパーク的に解説すると

下田富士は、はるか昔に活動を終えた海底火山が伊豆と本州の衝突とともに隆起、侵食され、
火山の中心になったマグマの通り道が姿を現したもの。
(伊豆半島ジオパークHPより抜粋)

これはこれで面白いのですが、ブラタ〇リ向きかも … ^^
私も登ってみましたが、火山活動の名残を残す板状節理(ばんじょうせつり)が特に興味深かったです。
途中の登山道はけっこうきついですが、マグマの通ってきた道はパワースポットとも言えそうな
神秘的な雰囲気に包まれていました。 

下田富士のトレッキング記事はこちら

下田富士のジオ的解説はこちら

伊豆半島に伝わるトリビア(※)でした。

(※)トリビアとは、くだらないこと、些末(さまつ)なこと、雑学的な事柄や知識の意味。
  ここでは雑学的な意味で使っています。

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