やりたいことリストを実行に移す。はずが。
大学生だった2020年の夏。
一生に一度は登ってみたいと意気込んでいた富士登山は、コロナウイルス蔓延のせいで計画を立てる前にあえなく中止。
その後社会人になった私は、夏に十分な時間がとれずに、富士登山への憧れとそれが未消化なことに対する歯がゆさを抱きながら過ごしていました。
そして今年、2024年。
ようやく大学時代の先輩・同期とともに富士登山の機会を得ることができました。
それなのに天気予報は雨、雨、雨!
前日は雨、翌日も雨、全国的に雨!
ということはどうずれ込んでも雨!
そうして今年の富士登山もあっけなく中止、私の今年の夏は早くも終わりを告げました。
富士山をどこかに感じながら。
だからといって、このトラベルマガジンをこれで終わらせる訳にはいきません。
ということで、東京駅から新幹線で40分の超近場、三島の1泊2日無計画旅行のハイライトをお届けします。
まずはあの静岡県限定ステーキ・ハンバーグレストランのハンバーグから。
発券から席につくまで約3時間。
ようやく運ばれてきた大きな拳ほどのハンバーグを、スタッフさんがその場で2つに切り分け、さらにその断面を目の前で焼いてくれます。
この赤身具合とか挽肉を食べているとは思えないような弾力と噛み応えとか、家では再現不可能だよなぁと思いながら、噛みしめて食べました。
これだけでもこの旅行が意味を成す気がする、そんな夕食になりました。
「約7kgほどの力で押すので、筋肉がつくんです!」とスタッフさん。
下味がしっかりついています。帰り際にハッカ飴をいただきました。
お次は三島駅からバスで約25分、三島スカイウォーク。
全長約400m、歩行者専用吊橋の中では日本一の長さを誇る吊り橋です。
起床時点での天気は曇り。
橋の上では傘がさせないため、雨が降ってないなら行ってみよう!と軽い気持ちで行ってみたら。
何も見えない。
富士山どころか、駿河湾や市街地が広がる様子さえも見えない。
しかし、吊り橋の建設過程のほか、ケーブルを支える主塔をはじめとした各要素の、色彩・形状などのデザイン決定過程を学ぶことができるコーナーもあり、富士山に合うデザイン性の高い吊り橋を作ることへの強いこだわりを感じました。
2017年度のグッドデザイン賞も獲得しているそうです。
晴れていたらさぞ富士山に映えるんだろうなー!!(ヤケクソ)
目の前にすると思わず高さを忘れてしまう、洗練されたデザインです。
本当なら、富士山も駿河湾も三島も富士宮も見えているはずだった…。
最後に、三島駅近くの建物のテラスから、大荒れの天気に見舞われているであろう富士山を眺めて解散となりました。
次こそは登れたらいいなぁ。
曇りの写真ばかりなので、最後に田貫湖に映る逆さ富士の写真を置いておきます。
(そうです、サムネイルの写真は三島ではなく富士宮・田貫湖の写真です)
田貫湖に映る逆さ富士を見るなら「休暇村富士」
富士宮観光なら