5月下旬、休暇村大阪センター主催【休暇村南阿蘇2連泊 ゆったり熊本ツアー】を催行いたしました。梅雨入り間近のこの時期。雨予報もありましたがツアー中は降られることはなく、観光名所を楽しむことが出来ました。
ツアーの中でも人気の高い連泊ツアーは、大きな荷物は置いて身軽に、その土地をゆったりじっくり知れる魅力があります。
今回は、南阿蘇に2連泊。ゆっ旅ツアーで訪れた、熊本・大分の名所をご紹介いたします。
●阿蘇を代表する観光地のひとつ「草千里」
1日目、伊丹空港から出発し、まず向かったのは草千里です。
標高約1,100mの高さにあり、東には噴煙を上げる阿蘇中岳があります。
GW終わり・5月中旬からは、ピンクの可憐な花「ミヤマキリシマ」が見ごろを迎えます。残念ながら見ごろが終わっていましたが、ちらっとピンクの花々を見かけました。あいにくの曇り空でもありましたが、緑が鮮やかに広がっていて夏の草千里を感じられました。冬には雪化粧、2月下旬ごろは野焼きがあり、一面真っ黒になります。季節ごとに違った表情が楽しめる名所です。
●開放感たっぷりの車内「南阿蘇鉄道トロッコ列車」
次に訪れたのは、南阿蘇鉄道トロッコ列車の出発駅「立野駅」です。
南阿蘇鉄道トロッコ列車は、高森駅~立野駅を走るガイドさん付きの観光列車です。
駅に着いてまず目に留まったのは、ONE PIECEの列車!
熊本は、漫画『ONE PIECE』の作者 尾田栄一郎先生のふるさと。
熊本地震で被災した南阿蘇鉄道の完全復旧を応援!とのことで、現在サウザンド・サニー号をモチーフにした列車「サニー号トレイン」が運行中です。
ちょうど出発時間だったようで、ファンならついつい乗ってしまいそうですが、トロッコ列車はこちらではありませんのでご注意を…
終点「高森駅」では熊本復興プロジェクトとして麦わらの一味「フランキー像」も見られます。
乗車のトロッコ列車はこちらです!
トロッコ列車は、なんと窓が全開放できます!車内は窓が反射していい写真が撮れない…とのお悩みとはさよなら。列車に揺られ、沿線のガイドを聞きながら、雄大な阿蘇の山々をしっかりと眺められます。
●日本一の高さを誇る 大分県の「九重“夢”大吊橋」
2日目は、大分と熊本の県境を行ったり来たりしながら、まず「九重“夢”大吊橋」へ。
長さ390m、高さ173m、幅1.5m、歩道専用として日本一の高さを誇ります。
すぐ目前に「日本の滝百選」にも選ばれた「震動の滝・雄滝」や「雌滝」を望みながら、晴れた日には、遠くに雄大な「九重連山」が見られ、360度の大パノラマが楽しめます。
絶景を味わいながらスリルも満点。高所恐怖症の方はご注意、足元は橋の下が見られるよう格子になっています!橋の途中には係りの方が数名いるので安心してくださいね。
●日本最大級の癒しの花畑「くじゅう花公園」
九重“夢”大吊橋からバスを走らせ40分程「くじゅう花公園」に来ました。同じく大分県です。
いろんな花が色鮮やかに咲き誇り、特にこの時期はバラ園がにぎわっていました。
雨が降っても安心な温室もあり、色とりどりのベゴニアの花が綺麗に咲き、見どころ満載です。
地名って難しいですよね。
余談ですが、「九重」皆様はどのように読まれたでしょうか。
花公園がひらがな表記なので「くじゅう」と思う方もいるかもしれません。それも正解です。もう一つ、九重“夢”大吊橋は「ここのえ」と読みます。九重連山は「くじゅう」です。
その地名、観光地によって読み分けされているそうです。少し調べてみると、
「ここのえ」は、大分県玖珠郡にある九重町(ここのえまち)の町の名前から
「くじゅう」は、大分県玖珠郡九重町にある九重山(くじゅうさん)の山の名前から、
呼ばれているそうです。近年では、混乱を避けるためにひらがなの「くじゅう」を用いることも多くなっているそうですよ。
●2500余年の歴史をもつ「阿蘇神社」
3日目、再び熊本に戻り、訪れたのは「阿蘇神社」です。
楼門は「日本三大楼門」のひとつに数えられ、九州でも最大規模です。この楼門も2016年(平成28年)の熊本地震により甚大な被害を受け、2023年(令和5年)12月に楼門や拝殿などが復旧・再建されました。
復元の過程が写真付きでパネル展示されており、年月をかけ見事な復元をされた職人さんの技術と努力、地元の方々の思いに感動しました。
●日本三名城の一つ「熊本城」
最後は「熊本城」です。熊本観光といえば!というほど人気の熊本城。
最近では、京都や大阪と同じく、海外からのお客様も増えているそうです。
そんな熊本城も、熊本地震により甚大な被害を受けた内の一つ。シンボルともいえる天守閣は令和3年(2021)3月に完全復旧しました。天守閣内にはエレベーターもあり、最上階からは熊本市内や遠く阿蘇の山並みを眺められます。お時間のあるときは、熊本城近くにある「桜の馬場 城彩苑」で熊本土産のお買い物もおすすめです。
今回宿泊した休暇村:休暇村南阿蘇
今回は休暇村大阪センター主催【休暇村南阿蘇2連泊 ゆったり熊本ツアー】で訪れた名所の一部をご紹介いたしました。ゆっ旅ツアーでは、各地の休暇村を宿泊拠点として、有名な観光スポットや個人では中々訪れる機会の少ない観光スポットをご案内しております。
5月上旬に発刊された【倶楽部Q96号】では初夏から初秋のツアーをご紹介しております!
また、休暇村公式HPでもツアーの詳細をご覧いただけます。皆様のご参加をお待ちしております。
休暇村のゆっ旅ツアー
あらかじめバスや電車など旅の移動手段が組み込まれた休暇村のお得なツアー。
その土地ならではの山海の幸や名物料理を味わい、休暇村周辺の見所へご案内します。
休暇村を巡る!ゆっ旅ツアー