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2025.04.27

山と休暇村②~関東編~

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スタッフ名:黒滝

みなさんこんにちは。
暦の上では二十四節気の「穀雨」、穀物を潤す雨が降る時期。
七十二候では、4月25日~29日頃は「霜止出苗(しもやんでなえいず)」、霜は収まり苗代の稲が育つ頃とされ、4/36~5/4頃は「牡丹華(ぼたんはなさく)」、牡丹の花が咲きはじめる頃とされています。
今年は、数日間で気温の昇降差が20℃となるなど、暑さ寒さを目まぐるしく感じますが、草花や大自然はやはり暦どおり、春から初夏へ移り変わろうとしています。
ゴールデンウィークのご予定はお決まりでしょうか。
今年は4/28(1日)、4/30~5/2(3日)が飛石になりますが、場合により最長4/26(土)~5/6(火)の11連休の方もいらっしゃりそうです。
里山では春の山菜が、里海では鯛やシラウオなど春の旬魚が美味しい季節。
薫風に誘われて、旅に出掛けましょう。
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さて今回は、休暇村と登山・第2弾~関東編~のご紹介です。 
35か所ある休暇村の近くにはセットのように名山があります。 客室から山の雄姿を眺められる休暇村もあれば、連泊して休暇村を拠点に山へ出掛けたり、下山後に日帰り入浴で温泉を利用するパターンまで、なにかと縁が深いものです。
【那須/日光国立公園】
那須連山(百名山)、すなわち茶臼岳1,915m、朝日岳1,896m、三本槍岳1,917m。茶臼岳へは、休暇村からすぐ上にある那須ロープーウェイを使えば、なんと9合目まで300mを一気に稼ぐことができます。三本槍岳はその昔、会津・黒羽・那須藩の領地争いがあり山頂に槍が立てられたことに由来します。奥那須には秘湯・三斗小屋温泉があり、大峠は官軍と会津白虎隊が戦った場所とも云われています。
下山後は、テルマエロマエのロケ地になった北温泉、大丸温泉、那須湯元温泉(鹿の湯)、弁天温泉などなど、汗を流し筋肉をほぐす極上の温泉が待っています。
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【日光湯元/日光国立公園】
日光白根山2,578m(百名山)、男体山2,486m(百名山)、
女峰山2,483m(二百名山)などがあります。男体山から見下ろす中禅寺湖は格別です。また、金精峠を越えて沼田に抜ければ、尾瀬国立公園が広がっています。尾瀬沼1,410mはギョウジャニンニク、至仏山2,228mはアズマギクが有名でいずれも花の百名山に名を連ねています。日光温泉寺に近い、休暇村日光湯元の温泉が抜群であることは言うまでもありません。
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【嬬恋鹿沢/上信越高原国立公園】
鹿沢といえば、昭和歌謡ダークダックスで有名な雪山讃歌(〽雪よ 岩よ われら~が宿り~)の発祥の地です! 
浅間山2,568m、四阿山2,354m、草津白根山2,165mの3座が百名山ですが、浅間山は噴火口からの火山性ガスの発生が激しく立入禁止となっています。近くにある黒斑山(花の百名山)、前掛山へは登ることができます。百名山以外にも、水ノ塔篭ノ登山の空中散歩やツツジの時期の湯ノ丸山、草津白根山は山頂までのルートはあれませんが、コバルトブルーの湯釜や鏡池は必見です。下山後は、温泉番付・東の横綱である草津の湯、万座温泉、鹿沢温泉、四万温泉などがあります。
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【奥武蔵/県立奥武蔵自然公園】
休暇村の周辺は百名山に名を連ねる有名な山は少ないですが、正丸峠ハイキング、関八州見晴台、飯能アルプス縦走などなど、西武鉄道さんがハイキングコース24選をWEBで公開していますので参考にしてみてください。
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【館山/南房総国定公園】
休暇村館山周辺に標高の高い山はあまりみあたりませんが、sea to summit(海抜0m~山頂)というパターンの山が多いのが特徴です。このエリアで最も有名なのが鋸山329m。室町時代から房州石の切り出しが行われ採石の歴史をギザギザした山肌が物語っています。地獄のぞき(有料)、ロープーウェイで一気に山頂まで行くこともできます。天気が良ければ東京湾越しに赤富士も!また、富山(とみさん)349mは南総里見八犬伝の舞台となった場所で、山門や中腹の伏姫籠穴も一見の価値があります。
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山行は、計画を綿密に、近年は野生生物出没情報も相次いでいますので、あくまでも自己責任でお楽しみいただければと思います。夏山シーズンのト到来が待ち遠しいですネ。