今週末から6月。関東地方もまもなく梅雨入りでしょうか。今年は梅雨入り前から曇天や雨の日が多いように感じます。
「風薫る5月」という言葉があるように、本来は自然の中で過ごすのが気持ちいい季節のはず。という訳で…
飯能ベアフットマラソンに参戦してきました!
今年で14回目の開催となる「飯能ベアフットマラソン」
最大の特徴はハダシ。そう裸足です。👣でトレイル(未舗装路)を走る大会なんです。
裸足で走るランニング大会は全国各地で開催されています。しかし、いずれも「裸足でもいいですよ」という感じ。「裸足じゃなきゃダメ」「裸足限定」「靴はもちろん、靴下やテーピング使用も不可」という潔い⁉ 大会は、(多分)飯能ベアフットマラソンだけだと思います。(個人調べ)
ワタクシ、以前から山登りやトレイルランニングは嗜んでおりましたが、裸足でトレイルを走るような趣味は一切ございません。未舗装路をハダシで走るなんて狂気の沙汰としか思えない。痛いの嫌いです。
が、しかし。トレラン仲間から「ベアフット申し込んだよ」という連絡が相次ぎまして。徐々に外堀を埋められ、気がつけば出走せざるを得ない状況に。
結局、〆切直前に参加申し込み。そして大会の1か月前に…
まずはシューズを履いてコースを試走
大会が開催されるのは、ムーミンのテーマパークがある宮沢湖の南側に広がる丘陵地。
ご近所さんと思われる方が散歩をしていたり、沢沿いにはシャガの花が咲き乱れ、トンボが羽を休めていたり。普段歩いたり走ったりしている山に比べると、標高差が少なくなだらかなので、シューズを履いていれば問題はなさそう。そう、シューズさえ履いていれば。
6年前にオープンした「ムーミンバレーパーク」の標識を発見。森の中で出会うムーミンって、なんだか不思議。
そして大会3日前、裸足で試走👣
仲間も含めて全員がぶっつけ本番ってのはどうなんだ。と思い、大会3日前に裸足で走ってみました。
いやいやいや、痛いよ痛い。走れない、歩くのも無理。スタート地点に戻りたいけど、ここから一歩も動きたくない。柔らかで走りやすいと油断していたら、杉の実や小枝を踏んで悲鳴を上げることになったり。
落花したタブノキが、地面を彩っていましたが、それを楽しむ余裕はありません。コースの半分を走った(歩いた)所でリタイア。足裏は無傷ですが心が傷つきました。う~む、こんな事で大丈夫なのだろうか…。
そして迎えた2025年5月18日(日)
前日までの雨は上がりました。
スタート・ゴールの加治神社境内広場は芝生が広がり、お祭り会場っぽい雰囲気です。キッチンカーも多数出展。小さな子どもたちの部門もあるので、応援のファミリーも多くて和気あいあい。レース会場にありがちな緊張感ありません。
14㎞コースの皆さまが出発しました。当然ながらみなさん裸足です。ハダシ初心者の我々は7㎞の部。まもなくスタートです。いつものトレラン大会とはちょっと違うドキドキ感。カウントダウンが始まり…
5・4・3・2・1 スタート!
1人で試走した時に心が折れまくったトレイルは、仲間がいてもやっぱり痛い。砂利や岩場は、覚悟して足を下ろしても覚悟の100万倍痛い。息をするのを忘れるほど痛い。前夜の雨で粘土質の坂道はヌルヌル。登りは足が空回り、下りは滑りだしたら止まらない。首の後ろから肩にかけて筋肉痛になったのは、右足と左足のバランスを取ろうと、両手を肩より上でヒラヒラ動かし続けていたせいだと思います。スタート前「痛い」と1回言う度に10円没収ね。と、笑い合っていた記憶は即座に消えました。
とは言え、仲間がいるというのは気もまぎれるし、痛みを共有できる(のか?)。お互いの悲鳴を自らのエネルギーに変えてゴールへ向かいます。
飯能ベアフットマラソンHP
大会が終わった後で・・・
奥武蔵の山中にある「子の権現」(ねのごんげん)へ参拝してきました。ここは足腰守護の神仏が祀られており、スポーツ選手や力士などの参拝も多いんだそう。
参道のお仁王様。裸足だし、ふくらはぎの筋肉隆々だし、足首には計測チップまで! お仁王様、来年の飯能ベアフットマラソン参戦、いかがですか?
子の権現のHP
近隣にあるのは「休暇村 奥武蔵」