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2026.07.06

旧幼稚園がシアターに。上野原市・CineYama

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スタッフ名:黒田

山あいにぽつんと建つ、町の映画館

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山梨県上野原市の「CineYama(シネヤマ)」という名前を知ったのは、つい最近のこと。
たまたまYoutubeを流し見していると、クリープハイプのMVが目に留まりました。

小林聡美さんが出演されていて、見入っていると画面に映り込む商店や街並みに、何やら既視感…。
 
ん?永井の酒饅頭!?
おっ?甲州街道!
これは桂川~!!
 
唯一見慣れないかわいらしい建物。
セットかしらと思うくらい、MVの世界に入り込んでいて
こんな映画館があったらいいなぁ~なんて、
ないことを前提に、夢物語のように見ていました。
 
いや待てよ、ものは試し。
ちょっと調べてみようかしら。
すると…なんと、実在する映画館ではありませんか!!
調べれば調べるほど、とてもたくさんのストーリーのある映画館だということがわかり、もう、その日から行きたくてうずうず。
 
タイミングよく大好きな映画が上映されるとわかり、早速行ってきました。

旧幼稚園をリノベーションした小さな映画館

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2026年3月にオープンした「CineYama」は、山梨県上野原市の旧幼稚園を地元の職人さんたちとオーナーさんが協力しあって作られた、いわば手作りの映画館です。
公式インスタグラムには、メイキング映像もあります。
また、地元テレビの取材に応じるオーナーさんの様子や、
オープンまでのストーリーも語っていらっしゃいます。

CineYama 公式ホームページ

営業情報・料金
上映時間・上映日 公式HP、インスタグラムで上映スケジュール公開
予約方法 公式HPから事前予約、当日受付も可能
料金 一般 1,500円
上野原市民 1,300円
※特別興行は料金が異なる場合があります。
その他 ドリンクやスナックが購入できます
アクセス・駐車場
最寄り駅 JR上野原駅(徒歩約20分)
車でのアクセス 中央自動車道・上野原ICを降りて約7~8分
駐車場 無料駐車場あり(10~20台程度)

もう映画が始まっているみたい!

6月最後の週末。夫と2人、ドライブしながら行ってきました。
中央自動車道の上野原ICから約7分。
道の突き当たりにぽつんと現れました。
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その佇まいだけで、すでに物語のワンシーンのよう。
園庭には、子供たちと過ごしたであろう遊具があったり、かわいい高さの水道があったり。
建物のあちこちに、かつて幼稚園だった面影が静かに漂っていて、良い雰囲気。
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いざ、館内へ

レトロなドアノブをひねって、中へ。
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古い映画のセットで観たような、なんとも素敵な雰囲気のロビー。
有名作品のポスターもあちらこちらに飾られています。
(カウンターに立っているのがオーナーさん!写真OKいただきました◎)
 
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カフェテーブルにはフィルムリールが。
細かなところに遊び心とセンスが光ります。

細やかなサービスと仕掛けがニクい!

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カウンターで受け取ったかわいいチケットにはCineYamaのイラストが描かれていました。
映画にポップコーンはつきもの。
注文してから出来たてを提供してくれるのもオーナーさんのこだわりだそう。
おいしそうすぎて、着席する前につまみ食い。
フレーバーはいくつも用意されていて、自分で選んで振りかけられるという粋な仕組み。
欲張りな私は、迷わず2~3種をミックスしました。
ビール!と行きたいところですが、今日は車なので、ソフトドリンクで我慢。
注文したジンジャエールは、冷えた瓶で提供するスタイル。
くぅ〜っっ!!ニクいっ!!
 
もう、全部が映画の中のよう。
おかげで、日々の生活感から切り離されて一層映画に没入できる準備が整います。
 
こういう映画館、憧れだったなぁ~が目の前にあり、幸せ…涙
もう、映画を観終えた後のような心地よさすらします。

リラックスして映画を観られる上映室

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上映室のイメージは「自然の森の夜」をイメージしたそうです。
包まれるようにふかふかした座席はディープグリーンでクラシカル。
いつまででも座っていられそうなほど気持ちの良いシートです。
前の席との幅にしっかりゆとりがあり足元に余裕があります。
座面もゆったりとしていて、左右の人の肘が気になるようなストレスもなく、完全に映画に集中できる環境が整っていました。

いざ、上映!

この日の観客は、私たち夫婦を含めて4組。
皆、静かで大人な映画館の雰囲気。
都会の映画館のような、人数の多さによる落ち着かなさはありません。

この日、観たのは大好きな映画、ミシェル・ゴンドリー監督の「エターナル・サンシャイン」。
この場所で観ることができたことで、初めて観たときのようなフレッシュな感覚を味わえました。
 
とくに、主人公ジョエルが頭に装置をかぶせられ、記憶除去手術を受けながら思い出を巡るシーン。
いつの間にか、私もジョエルと同じ気持ちになり力が入ります。
彼の記憶が、徐々に消えていく(消されていく)喪失感と、抵抗できない無力感。
思い出をとどめようとこぶしを握り、彼らと一緒に逃避行している気持ちになって、以前は気づかなかった映画の中の細かい仕掛けに、「こういうことだったのか!」と何度もハッとさせられました。

「何度でも観たい」という新しい習慣

これまで、同じ映画を何度も鑑賞する習慣はなく、よっぽどに気に入った作品でなければ、1度でも観たことがあると再び触れることはほとんどありませんでした。(なんともったいない!)
けれど、「CineYamaで観たらどんな感想を持つかな」と、自分自身に対する好奇心すらくすぐってくれるこの場所で、そんな引き出しにしまってしまった映画をもう一度鑑賞してみたいなと思いました。

思い立ってすぐにアクセスできる都会の映画館とは異なる、しっかり映画にのめり込める場所。
日常から少し離れて、映画の世界にどっぷり浸かりたい人にぜひおすすめです。
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CineYamaは、周りを緑に囲まれた立地。
映画館の前には広場があり、ピクニックも一緒に楽しめる環境があります。
 

沢山の人に来てほしい、でもちょっと秘密にしたい特別な“日常”

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幼稚園だった空間だからなのか。
あるいは、細やかに設計された世界観のせいなのか。
日常ではないのに、どこかホッとする。
心がすっとフラットになり、そのまま映画の中へ自然に入り込める映画館でした。
 
上映スケジュールを眺めながら、次は何を観ようかとわくわくしています。

CineYama 公式インスタグラム

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