悪夢の5kmに5時間渋滞から、早3ヶ月。
そう、秩父三社巡りを思い立ってから、なんと3ヶ月も経ってしまいましたが、ようやく残りの2社を巡ってきたので、今回は「秩父三社巡り完結編」をお届けします。
「秩父三社巡り」その①はこちらから!
ラビューでビューンと秩父まで
前回の三峯神社は車で渋滞にハマり、痛い目を見た私。
反省を活かし、今回は電車旅に決定!
秩父までの電車といえば……
皆様ご存じ西武鉄道の特急「ラビュー」!
ドライブも好きですが、電車旅も好きな私としては一度は乗ってみたいと思っていた特急の一つ。埼玉在住の身としては所沢駅からも乗車できるのですが、せっかくなので始発池袋駅から終点西武秩父駅まで乗ってきました。
西武鉄道特急「ラビュー」ってどんな電車?
まずは特急「ラビュー」を少しご紹介。
そもそも「ラビュー(Laview)」とは、2019年に運行を開始した西武鉄道の特急の愛称です。都市や自然の中でやわらかく自然に溶け込ぬ特急として、多くのお客様に特急列車での旅を楽しんでいただきたいという思いが込められているそう。
L 贅沢(Luxury)なリビング(Living)のような空間
a 矢(arrow)のような速達性
view 大きな窓から移りゆく眺望(view)
何より、ほかの列車にはあまりない特長のひとつが飯能駅での「スイッチバック」!
後ろ向きに進む新鮮な感覚が味わえます。(もちろん座席の回転もできますのでご安心ください)
そんなこんなで、1時間半ほどで西武秩父駅へ到着。
着いてびっくりしましたが、西武秩父駅には「祭の湯」という温泉が併設されていました。今回は行程上立ち寄ることはできませんでしたが、一日遊んで温泉で癒されて帰る旅も良さそうです。
知知夫国の総鎮守「秩父神社」
秩父神社について
秩父神社の創建は崇神天皇の時代にさかのぼると伝えられ、知知夫国の初代国造である知知夫彦命が八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)を祀ったことに始まります。現在は神社本庁の別表神社として関東でも屈指の古社です。
また、「秩父夜祭」の名で知られる秩父神社の例祭は、能楽を想わせる典雅な神代神楽に勇壮な屋台囃子、豪華な傘鉾、屋台の曳き回しに呼応する盛大な打ち上げ花火の競演など、人々を魅了するお祭りとして、例年大変な賑わいをみせます。
いざ、秩父神社へ
西武秩父駅から歩いておよそ10分で到着。
参道にはおしゃれなカフェやゲストハウスなども多く、寄り道には事欠かなさそうではありましたが、今回はひとまず参拝へ。
信号を渡ってすぐの大鳥居、鮮やかな神門を抜けると御本殿が見えてきます。
秩父神社の御本殿は、徳川家康公が社領57石を寄進し、建造させたものと伝えられ、権現造りの美しさは埼玉県下でも代表的なものと言われます。
秩父神社の見どころのひとつは、社殿の四方に施された色鮮やかな彫刻。特に「子宝・子育ての虎」「お元気三猿」「北辰の梟」「つなぎの龍」が有名です。
子育ての虎は家庭円満や子孫繁栄を象徴し、お元気三猿は「よく見て・よく聞いて・よく話す」という前向きな生き方を示しています。また、北辰の梟は知恵と先見性を象徴し、つなぎの龍は水害守護や縁結びの意味を持つ伝説の彫刻です。
参拝後、こちらも目的の一つである御朱印をいただき、ふと周りを見てみるとなにやら人だかりが…。
気になって覗いてみると、皆さん紙を水に浸していました。
何事かとよく見てみると、「水占みくじ」の文字を発見!
境内に流れる武甲山の伏流水におみくじ浸して占うんだそう。
今年も半分以上過ぎましたが、年度でいえばまだ半分。良い機会なのでおみくじにもチャレンジしてみました。
ドキドキしながら並ぶこと数分。順番が回ってきました。
余談ですが、この川の名前は「あまの川」だそう。(由来は見つけられませんでした)
結果はなんと「大吉」!!!
気分も上がったところで、「宝登山神社」へ。
秩父神社から今度は秩父駅。
秩父鉄道に乗って、宝登山神社の最寄り長瀞駅へ向かいます。
ところで、皆さん「秩父鉄道」をご存じでしょうか。
秩父のローカル線と侮るなかれ。イベント列車あり、蒸気機関車「SLパレオエクスプレス」ありと、バラエティに富んだ列車を楽しめます。
都心から一番近い蒸気機関車ともいわれ、三峰口駅では珍しい転車作業も見学できちゃいます。
ただし、都心に比べると運行本数が限られますので、乗車の際はかならず時刻表を確認してくださいね!!(ローカル線あるあるですが……)
実は小学生のころ秩父鉄道沿線に住んでいた私としては、久しぶりの乗車も今回の楽しみのひとつ。のんびり車窓を眺めながら、長瀞駅へ!
長瀞駅からは歩いて次の目的地「宝登山神社」を目指します。
秩父 長瀞鎮座「寶登山神社」(宝登山神社)
寶登山神社について
寶登山神社の創建は、景行天皇41年にさかのぼります。日本武尊が東征の際に宝登山山頂で遥拝しようとすると山火事に遭遇しました。そのときに大きな山犬が現れて火を消し止め、日本武尊を山頂へと導いたといわれています。この伝承により、山は「火止山(ほどやま)」と名付けられ、のちに「寶登山」と表記されるようになりました。
神日本磐余彦尊(かんやまといわれひこのみこと・神武天皇)、大山祇神(おおやまづみのかみ)、火産霊神(ほむすびのかみ)の三柱を祀っています。
いざ、寶登山神社へ
長瀞駅から、宝登山神社までは歩いておよそ20分。
緩やかな坂道が続く参道には有名な「阿左美冷蔵」のかき氷屋さんや喫茶店が立ち並びます。
天気も良く暑かったので、かき氷の誘惑に心惹かれましたがなんとか振り切り一目散に宝登山神社へ。
参道にある大きな一の鳥居、二の鳥居をくぐり、階段をのぼると彫刻が美しい本殿が見えてきます。
ちなみに、宝登山神社は歴史的価値と美しい景観が評価され、2011年にミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで埼玉県初の一つ星を獲得しています。
本殿での参拝後御朱印をいただき、境内マップを見ていると宝登山山頂に奥宮を発見。
ここまできたら奥宮も参拝したいところ。調べると、宝登山山頂まではロープウェイで登れるようなので、急遽山頂を目指すことに。
宝登山ロープウェイ乗り場までは徒歩7分ほど。
山麓駅から標高497mの山頂駅までの832mを約5分間で結ぶロープウェイの車内からは、長瀞の壮大な風景を堪能できます。
この日は夏休みシーズンに入っていたため、15分間隔で運行。すぐに乗ることができました。
5分間の空中散歩を楽しみ、山頂駅へ。何はさておき、まずは奥宮へ参拝。なんとこちらでも御朱印をいただくことができました。
花の時期でもないしロープウェイの時間までどうしようとふらふら歩いているとなんとおしゃれなテラスが!
2025年にオープンした山頂テラス「SUSABINO TERRACE」でした。
ドリンクや軽食片手に秩父の絶景を望む、贅沢な時間を過ごすことができるほか、秩父地域のシンボル武甲山を背景に写真を撮れるフォトフィールドもおすすめです。
山頂駅から山麓駅までの空中散歩を終えると、さすがにお腹が空いてきました。
ということで、秩父名物「豚みそ丼」をいただくことに。
味噌に漬け込んだ豚肉を炭火で焼き上げた郷土料理で、甘辛いみそだれがご飯と相性抜群の豚みそ丼。並盛でも大きな豚肉が3枚のっていて、お腹いっぱい!
お供に注文したご当地サイダーも甘さ控えめのさっぱり味で大満足でした。
長瀞といえば有名なライン下り。
今回は時間がなく断念しましたが、気分だけでも味わいたくて「岩畳」へ。
畳を重ねたような独特な形の岩が荒川沿いに約600m広がる長瀞岩畳は、国の名勝・天然記念物にも指定されています。
おすすめの時期は紅葉なんだそう。例年10月下旬ごろから色づきが始まり、見頃は11月中旬。水面に映りこむ紅葉が楽しめます。
2回にわたってお届けしました「秩父三社巡り」。
お楽しみいただけたでしょうか。
関東屈指のパワースポットだけではなく、秩父地域には自然・グルメ・アクティビティと魅力が満載です!
夏休みも残りあと半月ほど。夏の思い出作りにぜひ訪れてみてくださいね!
秩父観光の拠点にも、夏休みの家族旅行にも
休暇村奥武蔵