ブログ

2025.06.23

当館から最も近い旧国道&廃道 続編 熊野古道大狗子、小狗子峠

486 view

スタッフ名:中村

前回、前々回、当館から最も近い旧国道と廃道である「大狗子隧道」、「小狗子隧道」をご紹介いたしました。
 
 
今回はその続編として、隧道ができるよりもはるか昔にこの区間を行き来するルートであった、熊野古道「大狗子峠」と「小狗子峠」をご紹介いたします。 少し進むと小狗子峠の押印所と、峠に関する看板が見えてきます。看板によるとこの小狗子峠の保存状態は良いと書かれています。高低差は少なく距離も短く、当館から近いと考えると最も気軽に行ける熊野古道かもしれません。

前編はこちら

後編はこちら

大狗子峠
画像1
大狗子峠は、前々回紹介した大狗子隧道のすぐ近くに入口があり、大きな看板が出ているためとてもわかりやすくなっています。
 
 
私が歩いたのは小狗子峠側から浜の宮王子へ向かう方向です。
画像1
画像2
登り始めるとすぐに左側に紀勢本線の大狗子トンネルが見えてきます。
画像1
そこから少し登っていくといきなり倒木がお出迎えをしてくれます…
 
 
何とか横から通ることができました。
画像1
数分登ると舗装された道路に出ました。
画像1
すぐ近くに看板があるため迷うことなく進むことができます。
 
 
よく見ると大狗子隧道のある道が旧国道である証拠がこんなところにありました。
画像1
道路と分岐するところに熊野古道と書かれた看板があるのでそれを目印に大狗子峠を目指します。
画像1
いつからあるのかはわかりませんが、石垣なども見られます。
画像1
道は歩きやすいかと言うと全くそんなことはなく、石が散らばっているだけで石畳みにはなっていません。
画像1
登り始めて約8分で切通しが見えてきました。
画像1
「大狗子峠」の看板を超え、ここからは下り勾配に転じます。
画像1
峠を越えるとすぐに舗装された道になり、急な坂を下っていきます。
画像1
画像2
少し進むと道路に出て、そこから那智湾とブルービーチ那智が見えていました。
画像1
画像2
そこから道路をまっすぐ進みそうになりますが、熊野古道は急な階段を下りていくルートのようです。
画像1
画像2
草がたくさん生い茂っていますが、ピンクのテープが両側に付けられているのでそれを目印に進んでいきます。(と言ってもこの区間、道はまっすぐしかありません。)
画像1
画像2
峠を越えて約5分、階段を下りれば大狗子峠踏破です!
画像1
階段を下りた先は国道42号の大狗子トンネルのすぐ横なので、帰り楽をしたいという方はそこを抜ければすぐにスタート地点に戻ることができます。
小狗子峠
画像1
画像2
小狗子峠への入り口は、前回紹介した廃道との分岐点の反対側にあります。
 
 
私が歩いたのは大狗子峠側から宇久井駅へ向かう方向です。
画像1
画像2
登り始めの辺りは芝生のようになっており、歩きやすくなっています。
画像1
しかし、少し進むと突然雰囲気が変わります。
画像1
画像2
こちらも大狗子峠同様一度道路を跨ぐようで、看板を目印に進んでいきます。
画像1
画像2
画像3
道路を超えるとさらに雰囲気が変わり、石や竹が転がる坂を登っていきます。
画像1
登り始めて約7分で切通しが見えてきました。
画像1
「小狗子峠」の看板を超え、ここからは下り勾配に転じます。
画像1
画像2
峠を越えるとそこには竹林が広がっています。
画像1
少し進むと「鍛冶屋口 茶屋跡」が見えてきます。
画像1
画像2
竹や木が生えていて分かりづらいですが、石垣の上に平坦な土地があるので何となくここにあったんだろうなというのが想像できます。
 
 
この辺りは熊野古道らしい石畳になっているので、最も熊野古道を感じられる場所になっています。
画像1
そこから少し進むと道沿いに沢が現れました。
画像1
画像では分かりにくいですが、石の隙間から水が湧き出ています。
画像1
画像2
そこから先は沢沿いを歩く形になります。
 
 
下っていくにつれて水量が増えていきます。
画像1
画像2
少し進むと小狗子峠の押印所と、峠に関する看板が見えてきます。
 
 
看板によるとこの小狗子峠の保存状態は良いと書かれています。
 
 
高低差は少なく距離も短く、当館から近いと考えると最も気軽に行ける熊野古道かもしれません。
画像1
画像2
そして、そこを越えると急に道路が開け、小狗子峠踏破となります!
画像1
峠を越えてから約10分で小狗子峠入口の看板まで来ることができました。
画像1
画像2
峠の入口があるのは、国道42号からニュータウン勝浦方面へ少し上った先になり、熊野古道は国道の手前を曲がって宇久井駅へ向かいますが、小狗子峠だけを歩きたい場合は国道まで行って、そこから小狗子トンネルを通ってスタート地点に戻るのが便利です。
まとめ
画像1
私は今回、大狗子峠へ向かう旧道のところに車を停めて、そこから大狗子峠、大狗子トンネル経由で戻り、小狗子峠、小狗子トンネル経由で車に戻るというルートで歩きました。
画像1
峠を両方踏破したいという方は、今回の私のルートがおすすめです。(本来の熊野古道のルート通り歩く場合、小狗子峠は逆向きになります。)


どちらの峠も高低差が少なく、所要時間も約15分と短いので、比較的気軽に行けるのではないかと思います。


気になった方は是非一度峠を踏破してみてはいかがでしょうか。




そして、完結編として、熊野古道が使われていた時代と、2つの隧道完成の間の時代にこの区間を行き来するルートであった峠道(旧旧道)をご紹介いたしました。


是非、下記リンクよりご覧ください。

完結編はこちら

大狗子峠
所要時間(片道) 約15分
高低差 約50メートル
距離(峠区間の推測) 約250メートル
小狗子峠
所要時間(片道) 約15分
高低差 約60メートル
距離(峠区間の推測) 約450メートル

スタッフ

Staff blog

Archive

2026年(187)
2025年(361)
2024年(370)
2023年(379)
2022年(367)
2021年(370)
2020年(372)
2019年(367)
2018年(347)
2017年(167)
PAGE TOP