いちよんまるまるプロジェクト(中編)
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スタッフ名:小森克敬
標高1400m・周囲(半径)1400mを森に囲まれた休暇村嬬恋鹿沢のロビーに、1400㎝の本棚を作って1400冊の本を並べる「いちよんまるまるプロジェクト」
前回(前編)の様子はこちら
プロジェクトに込めた思い。そして本棚を作って本を選ぶところまでは前編 ☝ でお伝えしたところでありますが、今回は選んできた本を棚に並べるまでの報告であります。
まずは・・・・
本に巻かれた帯を外すのですが
手書きの名言を何度も読み返してみたり。なかなか作業が進みません。
表紙を開いては・・・・・
好きな作家のプロフィールを確認したり(おっ、同い年)
田山花袋が、俳優の西田敏行さんに似ている事を発見したり
ハラリと落ちた栞を拾ってみれば、若かりし松岡修造さんだったりと、魅惑の寄り道攻撃が続きますが、めげずコツコツと作業を進めます。
帯を外し終えたら・・・
1400冊というのがひとつの拘りでありますので、「0001」から心を込めて刻印。
記念すべき0001と1400が何の本だったのかは、チャンスがあれば別の機会にご紹介します。
ナンバリングとスタンプが終わったら・・・・
印刷して切って貼って貼って貼って貼って貼って。印刷して切って切って貼って貼って貼って・・・
現時点では、この作業に一番の手間がかかっています。
長野市の松代に「コトリの湯」という魅力的な温浴施設がありまして。休憩スペースに並んでいる本の背表紙がとても良かったのです。全体の統一感であったり、柔らかな雰囲気であったり。
で、休暇村の若手スタッフにデザインをお願いしちゃいました。
そしたらまあなんと。「Tsumagoi」の「i」がトウモロコシだったりするんですよ!嬉しいなあ。
「コトリの湯」のホームページはこちら
という訳で!
2021年5月6日現在、ロビーの奥にある1400㎝の本棚には700冊の本が並んでいます。
この「いちよんまるまる文庫」(という名前にしました)
本の数だけで言えば決して多いわけではありません。図書館に行けば何万冊もの本があるし、立派なライブラリースペースのあるホテルや旅館は沢山あります。
ただ、1400㎝(14メートル)一直線の本棚はあまり見た事がない。
そこに同じサイズの本が整列しているのは、想像以上に壮観で期待していた以上に目を引くのです。通りかかったお客様が足を止めて、本を手にする姿を初日から何度見かけたことか。(嬉)
残りの700冊は、5月後半に上田市のバリューラボさんで選んできます。本を選ぶのは楽しいのですが、その後の作業がめんどうく・・・・・。いやいやいや。 本棚に1400冊が並ぶのを楽しみに頑張ります。
バリューブックスラボさんのHP
ちなみに
次回「後編」にて、『どこで本を読むのがおすすめ?』的な内容をご紹介して最終回とする予定だったのですが、書きたいことがまだまだありまして。「中編ー2」「続・中編」「後編の上」などと銘打った延長戦となるかもしれません。(ならないかもしれません)
後編のようなもの
番外編のようなもの
「生きるヒント」だと思って選んだ本。今回の作業中によくよく見ると「生きるコント」でした。
エリー!
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