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2日目...
目覚めると、そこは雪国。
静謐な空気の中での穏やかな覚醒は、いつ以来のことでしょう。
目覚まし時計にたたき起こされ、ドタバタと1日がスタートする日々の喧騒から離れて、時間軸の異なる旅先の静かな朝を堪能しようではありませんか。
外のピンと張りつめた空気と、真っ白な世界を窓からチラ見しつつ、宿でぬくぬくと朝食に舌鼓。
時間があれば朝から温泉を堪能するも良し、軽く地酒を嗜むも良し。
たまの休日、朝寝を楽しむ…のはちょっともったいない。
出ましょう、出ましょう。白銀の世界へ。 氷瀑@休暇村支笏湖(北海道)
まずは憧れの除雪車乗車体験。
数ある「働く車」の中でも、醸し出す迫力が違います。
除雪ドーザが良いですね。
ガシガシと前の雪を除き、「ザ・除雪」な感じです。
普段はパトカーと消防車と救急車にぞっこんのちびっこたちも、これを体験したらたちまち手持ちのミニカーで除雪車ごっこを始めるに違いありません。
きっと将来の夢は除雪車の運転手さんになるはず!
お次はスノーモンスター鑑賞。
別の名を、樹氷。
ロープウェーに乗って、自然の神秘、樹氷を眺めながらの空中散歩を楽しみます。
腕に覚えのある方は、樹氷を堪能しつつダイナミックに滑走を楽しんでも!
遭難しそうな自分は断固、ロープウェー派です。
技術革新の恩恵にあずかります。ありがたや。
リフトでの樹氷鑑賞も一層迫力があって楽しいのではないかと思いましたが、樹氷のできる立地条件と気象条件を考えたら、即座にロープウェーに軍配が上がりました。
だって、ねえ。
木々も凍り付く寒さですから。
冬を生き抜き、春になればまた芽吹くたくましさに脱帽
そうこうしているうちにお昼時ではありませんか。
ランチにいただくのは熱々の芋煮と、味が染み込んだぷりっぷりの玉こんにゃく。
芋煮は牛肉入りの醤油味か、はたまた豚肉入りの味噌味か。
いずれにしても体にじんわりと染み入る滋味深い味わいでしょう。
秋の風物詩じゃないかって?
そう固いことはおっしゃらずに!
極寒の地で、ぬくぬくと食べるにも相応しい。
里芋と言えば芋煮、芋煮と言えば里芋。
里芋の偉大さを身に染みて感じられる一品、もとい、逸品です。
「和食」があるなら「芋煮」もユネスコの無形文化遺産に登録できませんか。
ショベルカーで芋煮の大鍋を混ぜる姿は、人々が長い歴史の中で守り伝えてきた貴重な無形文化遺産だと思うのですが、だめですか。そうですか。
芋煮をお供に、これまた銘酒をくいっといきたいところですが、この後のアクティビティに備えて我慢、我慢。
温かいランチで元気もりもりな午後は、旅のメインイベント、スノーシュートレッキングです。
スキーやスノボとは異なり、初心者がいきなり楽しめるアクティビティです。
運動音痴でも大丈夫。
このコンパクトなツールから得られる楽しみの大きなことと言ったら!
日本の義務教育の場において、必修科目に組み込んだら良いのに、と思うのです。
知らないなんてもったいない。
スノーシューが無ければズボズボと足元が埋まる雪原も、これがあるだけでサクサク歩ける雪の道に早変わり。不思議で楽しい!
ただ歩きまわるだけでも楽しめますが、ガイドさんと一緒に自然の中に繰り出して、厳しい寒さの中でもたくましく暮らす動物の足跡や、芽吹きを待つ植物の姿を眺めるのも感動モノです。
普段は水しぶきを上げて流れ落ちる大迫力の巨大な滝が真っ白に凍り付いた氷瀑を、間近で眺めるのも、この時期ならではの貴重な体験です。
最後に、だれも足を踏み入れていない真っ白な雪原に、ボスッと倒れ込み、足跡ならぬ人跡を残して、楽しいスノーシュー体験も終了です。
おやつには、かまくらレストランで熱々のお汁粉と甘酒をいただき、幸せを噛みしめます。
は~、たまりません。
旅の最後を彩るのは圧雪車体験。
雪に覆われた山肌をズンズン上り、夕焼けから夜空に切り替わるまでの美しい空のグラデーション、マジックアワーを雪山にて堪能し、切なさ一杯になって、後ろ髪を引かれつつ雪山を下ります。
ああ、白銀の非日常の世界、さようなら~。
さてさて、一度は体験してみたい、スノーシュー。
やみつきになりますよ。
体験できるのは...
スノーシュー@休暇村乳頭温泉郷(秋田)
スノーシュー@休暇村那須(栃木)
スノーシュー@休暇村日光湯元(栃木)
スノーシュー@休暇村嬬恋鹿沢(群馬)
スノーシュー@休暇村乗鞍高原(長野)
スノーシュー@休暇村蒜山高原(岡山)
スノーシュー@休暇村奥大山(鳥取)
滝が凍った姿なんて、見たことない!
一体どんなことになっている?!
氷瀑を見たい方は...
氷瀑@休暇村裏磐梯(福島)
氷瀑@休暇村乗鞍高原(長野)
寒いだけじゃない!
こんな楽しみ方があるよ!
冬の楽しみ新発見をしたい方は...
網張のつらら観察記録
雪中埋蔵酒「雪原の華」
氷点下の裏磐梯で実験やってみよ!
撮影の為に新雪の上を歩いてみました。
冬のたのしみ!除雪車観察
雪の上の足跡?手跡?探しで遊ぶ。ウサギ人現る?
Let‘s アニマルトラッキングin奥大山 Vol1