トラベルマガジン

旅行記

2024.07.15

大人の休日倶楽部パス2024 大湊・恐山・大間崎、下北半島へ

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スタッフ名:矢津田

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青い季節の青森へ

真っ白な冬の青森を旅し、車窓から冬景色を眺めながら、この場所はなぜ「青森」と呼ばれるようになったんだろうかと考えました。森の青さが印象的だったのかなどと考えていると、「青い季節の青森」に来て見たくなりました。(答えは違うようようですが。) 
2024年度は、大人の休日倶楽部フリーパス東日本も5日間有効
2024年度1回目の大人の休日倶楽部フリーパスで、下北半島に行ってきました。「大人の休日倶楽部フリーパス東日本」の有効期間は、今年から1日長くなり5日間になりました。

2024年年度 JR東日本 大人の休日倶楽部パス

JR大湊線終点 大湊の斗南藩士上陸の地へ

JR大湊線の終点大湊駅の近くの海岸に「斗南藩士上陸の地」があります。斗南藩士というのは会津藩士のことです。幕末の戊辰戦争に敗北した会津藩は、転封先として猪苗代と斗南の二箇所を提示され斗南を選択、極寒の地で飢えと寒さで多数の死者を出すこととなりました。

この話を、大河ドラマ「獅子の時代」で知り、いつかこの場所を訪れてみたいと思っていました。

この地に上陸し、この景色を見た時に、会津の人達はどう感じた野でしょうか。ここから見える山を見た時、会津の磐梯山を思い出しました。

八戸駅までは東北新幹線で、八戸駅で「青い森鉄道」に乗り野辺地駅へ、野辺地駅でJR大湊線に乗り大湊駅へ。青い森鉄道も大人の休日倶楽部パスで乗車できます。私は、実際には終点ひと駅前の下北駅で降り、レンタカーを借りました。
 
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人は死ねば恐山に行く

子供の頃、テレビで恐山のイタコの番組を見た記憶があります。イタコさんを通し、亡くなった人と話す家族と話をするシーンです。もしかしたら、他の心霊番組とごっちゃになった記憶かもしれません。子供心になんて恐ろしい場所なんだ。絶対に行く事はないだろうと思っていました。
 
最近、NHKの「ドキュメント72時間 恐山 死者たちの場所」を見てイメージが変わり、この場所に行ってみたいよ思うようになりました。
 
行ってみて、なぜこの場所に寺が創建されたかを感じる事ができました。境内には噴気や温泉の湧出があり、美しい湖もあります。地獄と浄土がとなり合わせ、そういう場所です。

境内には共同浴場があり、入山料を払えば、無料で入浴できます。浄土のような青い湖に、硫黄?が流れこみ出来た、青と黄色のグラデーションを魅せる場所があり、これまで見たことのない、美しい景色でした。
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恐山菩提寺
862年天台宗の円仁が創建し、1522年曹洞宗の聚覚が南部氏の援助を受け中興し、曹洞宗に改められ、1871年(明治4年)は、斗南藩(旧会津藩)の藩庁が置かれた。
 
イタコ
日本の東北地方の北部で口寄せを行う巫女のこと。シャーマニズムに基づく信仰習俗上の職。

鮪で有名な大間岬へ

以前青森港に行った時、昔の人は、なぜ北海道を知ったのか、青森から北海道は見えるんだろうかと思った事があります。
大間岬に来てわかりました。ものすごく近くに見えます。行き来したくなるはずです。
 
そして、最果てと思っていた大間岬は、想像以上の観光地、賑わっている場所だという事も知りました。ここまで来たらマグロ丼を食べます。小樽で食べた海鮮が溢れるようなどんぶりは、「器が小さいんだ」と思いましたが、ここは器も大きく、刺身も厚いどんぶりでした。
 
岬近くのお店ですが、混んでるお店ではなく、喫茶店のような店構えの空いていたお店を選びました。
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ドキュメント72時間「青森・下北半島 “ワケあり”横丁」へ

最後に、ドキュメント72時間で放送された「神社横丁(よこちょう)」あたりを散歩し下北駅へ。

この旅行中には、私と同じように「大人の休日倶楽部パス」を利用して旅をしてる人達を、沢山見かけました。

次回の大人の休日倶楽部パス設定期間は、2024年9月26日(木)~ 10月8日(火)です。早めに計画をたて、ホテルを予約しましょう。
 
フリーエリア内には、16の休暇村ホテルがあります。5日間有効なら、東北方面3日間、伊豆方面や信州方面2日間何て旅もできますね。
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